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【いしかり】真夏のいしかりから北海道リレー開幕

「リレー・フォー・ライフ2012inいしかり」(太田昌弘実行委員長)が8月4日(土)と5日(日)に、「未来へつなぐ」をスローガンに、北海道江別市の道立野幌総合運動公園陸上競技場で開催されました。

開会式は曇り空の涼しい天気。準備では、多くの学生ボランティアがバルーンゲートを協力して作っていく姿が印象的でした。ボランティアの中には、今までに函館や室蘭のRFLに参加した人も多く、RFLは北海道でも着実に根付きつつあるとの印象を受けました。

 

 
参加チームは昨年より6チーム増えて15チームに。参加者も実行委員・ボランティアスタッフ含め市内外から800人近くが集まり、特に若い層の参加が多かったのが特徴でした。開会式では、北海道の大自然を背景に、サバイバーたちが楽しそうに大地を踏みしめながらラップを重ねました。また、参加チームのほとんどがバーベキューを楽しむなど、北海道ならではの、のどかな雰囲気が会場内に漂っていました。

 
会場内には「みんなで語れば」というサバイバー同士の交流コーナーが設けられ、集まって会話をしたり疲れを癒す為のマッサージを互いにし合ったり、終日、参加者が絶えませんでした。

トラックでは今年も人気のウォーキングスタンプラリーが行われました。トラックを70周すると1枚のカードがスタンプで埋まるのですが、2枚目、3枚目と更新するサバイバーも。カードが埋まる度にゴールエリアでは学生ボランティアの「おめでとうございます!」という元気な声が響いていました。

  

 
ステージでは、地元の幼稚園児から小学生まで多くのキッズダンサーが元気に登場。また、「北海道医療大学YOSAKOIソーラン祭り部」の演舞では歓声が上がるなど二日間通して多くの出演者がRFLに参加しました。オレンジ色の制服を身にまとい元気に歌のパフォーマンスをした「もえぎ色女学院」の4人は、札幌を中心にピンクリボン活動を行うなど、日頃からがん征圧に向けた啓発活動を積極的に行っているグループ。今回いしかりのRFLに初めて参加し、「がんの啓発について、皆さんに少しでも興味を持ってもらえるように分かりやすく伝えていきたい。またRFLに参加したい」と話してくれました。

  

 
夕方から強風と雨によりルミナリエの点灯が危ぶまれましたが、実行委員・ボランティアスタッフの他に参加者も加わり、皆で協力してルミナリエ袋を閉じる等して対応。無事に点灯し続けることができ、「HOPE」の文字が美しく浮かび上がりました。

 
昨年に続き今年も、北海道対がん協会の検診車が来て、悪天候にも関わらず15名の方が受診しました。
二日目はラジオ体操からスタート。地元北海道のバスケットボールチーム「レバンガ」の伊藤将伸選手も参加して会場は盛り上がりました。明け方止んでいた雨が再びお昼前から降り始めましたが、閉会式ではぴたっと止みました。ラストウォークでは皆晴れやかな笑顔でグラウンドを1周し、参加した全てのサバイバーを称えてイベントは終了しました。

  

 

 
北の大地ならではの自然と溶け込んだ、人の和・つながりを感じさせる温かいイベントとなりました。