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【福島】「がんの夜明け」を願い歩き通した二日間

「リレー・フォー・ライフ2012in福島」(石田卓実行委員長)が9月1日(土)と2日(日)に、福島市の福島県立医科大学体育館で開催されました。放射能影響への参加者の不安を軽減することも考え、今年も医大体育館を借りての屋内開催になりました。 今年は37チーム、約1500人の方が参加し、サバイバーズラップには80名程が参加しました。暑さに負けず参加者全員が気持ちをひとつに歩き続ける姿が印象的でした。 参加チームにはそれぞれの思いがあり、その思いをリレーウォークで表すチーム、募金活動で表すチーム、皆それぞれに特色を生かし、がんと闘う方々の勇気を称え、またその家族・友人などへ目に見えないメッセージを送り続けていました。  医大臨床講義棟会場では「ものづくり」コーナーも設けられ、多くの子供達で賑わいました。会場内では、ブラス・アンサンブル輝響の演奏やクイズラリーも行われ、屋外では中外製薬の人気のジャイアントコロンや福島県対がん協会の健診車もありました。  ルミナリエは、体育館本会場と医大エントランスホールでのサテライトで行われました。医大内では、外出が出来ない小児がん等の治療中の患者さんや、その家族が集まりました。ルミナリエが点灯されると幻想的な景色が広がり、体育館の中には優しい光が解き放たれました。その一つひとつには参加者の思いやメッセージが刻まれ、見ている人を包み込むかの様でした。体育館前の階段へ設置されたルミナリエは、まるで【光が道を作っている】かのような光景でした。  そして、多くの方が体育館内で夜越えをして「がんの夜明け」を願い歩き通しました。福島からの「HOPE」の発信は、他の開催地の皆さんに負けない強さを感じました。がんのみならず福島の置かれている現状に立ち向かう福島県民の真の心の強さ【ふくしまは負けない】が、ここ福島のRFLにも表れていたように思います。  途中、雨に降られてしまいましたが、会場に向かって足を運んでくださる参加者の皆さんの姿は閉会式まで途切れることはありませんでした。今年で3回目の開催となったRFL福島。大会長の竹之下誠一さんの言葉に、福島が目指すRFLがあります。 ―がんサバイバー、ケアギバー、遺族の方たちの少しでも「希望」に繋がるイベントにしていきたい―。一人ひとりの生きる心と希望をつなぎ、ささえ、ひろげる大会となりました。