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【尾張 一宮】手作りの大会に10チーム、330人

2回目を迎えた尾張一宮大会(小倉克章実行委員長、実行委員14人)は、秋晴れの下、9月28日午後2時開始、29日午前11時閉幕の日程で開催された。①開会式会場は昨年に続き、愛知県一宮市の一宮総合運動場。「兄弟大会」となるRFL岡崎と日程が重なったため、参加者の確保に不安があったが、結果は昨年より50人以上多い327人が参加した。うちサバイバーは27人(昨年36人)、参加チーム数は昨年の6から10に増えた。集まった寄付の額は、閉会式で、「70万円を超える」と発表された。②リレーウォーク
今年も多くの困難を乗り越えて、開催にこぎつけたという。しかし、小規模ではあっても、その分、参加者に配るプログラムは、A4版の1枚紙にして経費を抑えるなど運営に知恵を絞り、また、「リレー・フォー・ライフの楽しみ方」「がんを予防するための新12カ条」「緩和ケアについて」などの啓発セミナーを連続して実施、手作り感のある充実した大会となった。
中部地方では2009年、サバイバーでもある横山光恒氏が実行委員長として、岐阜で「RFL in 中部」を開催、その後、2010年から愛知県の岡崎、昨年からは一宮でもRFLが実施されるようになった。尾張地方では、他の場所でも、RFL開催の動きがあるという。④テントイベント
尾張一宮大会は、地理的に近いRFL岐阜と協力して、大会準備を進めてきた。その一つが、ルミナリエのLEDや、ルミナリエバッグの「重し」の使いまわしだ。また、今大会には、松野真也実行委員長などRFL岐阜のスタッフがチーム参加した。③HOPE
エンプティテーブルのセレモニーは、尾張一宮大会ならではの演出で行われた。全員が陸上競技場のスタンドに上がり、「HOPE」の灯とエンプティテーブルを見下しながら黙とう。多くの参加者から、「感激した」「涙が出そうになった」といった声を聞いた。
閉幕式で注目されたのが、静岡県から参加したMさん(29)。2歳の時に小児がんを患ったサバイバーで、夜を徹して400メートルのトラックを200周、計80キロを走ることが目標だったという。しかし、150周走ったところで膝を痛め、あとは歩いた。「でも歩くことで、ルミナリエのメッセージをゆっくり読むことができました。感動しました」と挨拶した。⑤ラストウォーク
大会終了後、全員で後片付けをしながら、実行委員や参加者から、合言葉のように出たのは、「来年、また会いましょう」だった。小倉実行委員長も来年以降を見据え、「より多くのサバイバーに参加していただくこと」を課題として挙げた。