若手医師にリレー・フォー・ライフ奨学金

1970年以来あわせて154人の専門医育成に協力してきました。協会では、国際対がん連合や日本癌学会など専門家とともに医療技術の進歩を考えるとともに、研修会を開き看護師、放射線技師のレベル向上に努めていますが、教育の受け皿を承諾していただける専門医と交渉し若手医師の育成にいっそう力を入れていきます。

日本対がん協会が、米テキサス大学MDアンダーソンがんセンターと連携して設けた「マイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞」の第1回目の受賞者が、岡山大学 大学院医歯薬学研究科の増田紘子さん(32)=腫瘍外科=に決まり、2011年1月11日に東京都港区赤坂の東京アメリカンセンターで授与式が行われました。増田さ んは4月から1年間の予定でMDアンダーソンがんセンターで研修します。最新の治療法に加え、患者とのコミュニケーションのあり方、さらには地域社会との 連携などについても学ぶことになっています。

この賞は、がん医療に携わる日本の若手医師に、全米屈指のがん専門病院である同センターで1年間、研修してもらうプログラムです。患者さんとのコミュニ ケーションを図るのはもとより、医療者同士のコミュニケーション、さらに社会とのコミュニケーションをどのように図っていけばいいか、また臨床試験はどう 進めるか……について幅広く学んで、日本の地域のがん医療をひっぱっていく医師を養成することが目的です。希望者を全国に公募しています。

患者さんを支援するイベントとしてアメリカ対がん協会(ACS)との連携の下、日本対がん協会が各地の実行委員会と開催していますリレー・フォー・ライフで集められた寄付金をもとに運営しています。

写真:2012年2月28日『マイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞』KKR札幌医療センター斗南病院(札幌市)の古川孝広さん(37)と、栃木県立がんセンター(宇都宮市)の原尾美智子さん(38)。

奨学金を受けた人からのメッセージ

中国地方大学病院 医師(2008年度奨学医)
消化器外科の研修を積んできた私にとって乳腺外科はほぼゼロからのスタートでした。外来をはじめ手術、各種検査(細胞診、針生検、マンモトーム生検、MRI検査)など、多くの先生の指導の下、非常に充実した時間を過ごしました。癌研有明病院に身をおくことでとても多くの経験と知識と技術を得ることができました。地方でのがん診療にいかし、広めていくことができるよう、さらに励みたいと思っています。

2012年度「奨学医」募集 締め切りを延期しました。

当協会には、胃、子宮、肺、大腸、乳がんなどのがんの予防・診断・治療に関する専門的な知識と技能を研修することにより、がん検診の推進とがん医療水準の均てん化に寄与することを目的にした奨学医制度があります。新年度の奨学医を募集します。

奨学金は3ヵ月で50万円、6ヵ月で100万円、年間最大15名を募集します。この奨学医制度は、各病院の研修医、レジデント等の形で研修を希望する医師本人が研修先を内定または確定した後、日本対がん協会に「奨学医」として申請する仕組みをとっています。

2011年度からは、これまでとは異なり、応募時点で所属する機関や組織での研修は対象とせず、それ以外の病院、大学での研修を原則とさせていただいています。 詳細や申し込み用紙は以下より両面印刷でプリントアウトして下さい。応募の締め切りは7月末日です。

『奨学医師が語る、対がん活動とわたし。』

リレー・フォー・ライフの舞台、テントで行われる『奨学医師が語る、対がん活動とわたし。』
奨学医師によるトークも検討しております。

<2006 年 現在の職場>

大分県 大分大学医学部乳腺外科、東京都 国立がんセンター中央病院放射線診 断部、
奈良県 国保中央病院内科、大阪府 近畿大学付属病院産婦人科、
東京都 NTT東日本関東病院産婦人科、神奈川県 大和徳洲会病院

<2007 年>

東京都 癌研有明病院、北海道 札幌医科大学、
東京都・癌研有明病院、神奈川 県 とうめい厚木クリニック

<2008 年>

東京都 昭和大学第一病理教室、大阪府 大阪市立大学消化器内科、
千葉県 帝京 大学ちば総合医療センター産婦人科、島根県 島根大学医学部消化器外科

<2009年>

昭和大学藤が丘病院、愛知県がんセンター中央病院、
岩手医大、東邦大学医療 センター、鳥取大学

<2010年>

京都ブレストセンター、昭和大学藤が丘病院、社会保険紀南病院、
岩手医大、 愛知県がんセンター、近畿大医学部

「若手医師育成奨学金」説明チラシ

「若手医師育成奨学金」をわかりやすく説明したチラシです。内容をコンパクトにまとめ、相談者の声も掲載しています。
こちらからチラシをダウンロードできます。