がん経験者の語り 語り手さんのご紹介① 公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金 理事長 田村亜紀子さん 

2025年8月8日 7:23 AM

「小児がんや難病の子どもと家族の入院生活の支えと地域にもどった時のサポート~自身の経験とチャイルド・ケモ・ハウスの実践より」  
 
 
 
リレー・フォー・ライフ・ジャパン2025芦屋では、プレイベントとしてがん経験者の語りを開催いたします。  
 
リレー・フォー・ライフ芦屋の本イベントには勇気をもってまだ行けないけど今の自分より少しだけ前を歩いているかもしれない、そんながん経験者の方のお話を聴いていただくことができます。  
 
語り手のお一人目は、公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金の理事長、田村亜紀子さん。  
 
 
 
私達が田村亜紀子さんに出会ったのは、「夢の病院」を目指してチャイルド・ケモ・ハウスが作られ、もう少しで開業するというタイミング。  
 
息子さんが2歳のときに小児がんに罹患し、それまでそこにあった世界が、急に向こうとこちらに別れてしまった。。。  
 
そして向こうには二度と戻れないような気がした、と田村亜紀子さんは当時を振り返ります。  
 
息子さんの入院生活、闘病生活を経て感じたもの、少しの間の希望、触れた人の暖かさ、そして訪れた深く際限ない悲しみ。  
 
田村亜紀子さんがお子さんと過ごした時間、そしてそれから。さらにさまざまな経験を経て、たどり着いた心境、今目指しているもの。  
 
お話させていただく中で、何がこの人を支えたのだろうと、そして何を感じているのだろう、とよく思います。  
 
いつも心に残る飾らない言葉。  
 
 
ぜひ、あなた自身が確認してみてください。  
 
きっとあなたに笑顔を与えてくれる、そんな言葉がそこにあるはずです。  
 
【田村亜紀子さん 略歴】  
 
阪神・淡路大震災を機に発足した「多文化共生センター」にて被災した外国人らの医療相談のコーディネーターとして勤務。2000年に出産した長男が2歳の時に小児がんを発症。長男との入院付き添い経験を経て、2005年「小児血液腫瘍分野における人材育成とQOLについての研究会」発起人メンバーとなる。2006年同団体から発展して発足したNPO法人チャイルド・ケモ・ハウスにて事務局長を務める。2009年、長男が他界後、「治療中でも家族とともにおうちのように過ごすことができる施設〜チャイルド・ケモ・ハウス〜」の建設を目指して奔走する。2013年、神戸にチャイルド・ケモ・ハウスが完成。2025年現在、施設「チャイルド・ケモ・ハウス」を管理運営する公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金の理事長を務める。兵庫県、神戸市、伊丹市等の小中学校で外部講師としてがん教育に取り組んでいる。  
 
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