2019年のキャンドルライトセレモニー

2019年9月5日 1:15 PM

リレー・フォー・ライフ・ジャパン芦屋のキャンドルライトセレモニーの概要が決まりました。  
 
キャンドルライトセレモニーは、がんと闘い、旅立たれた方々を追悼する大切なセレモニーであり、セレモニーを行うことは、リレー・フォー・ライフを実施する上での要件でもあります。  
 
私たちは、ここで大切な人を偲び、追悼し、想いを届けます。  
 
リレー・フォー・ライフ・ジャパン芦屋では、このセレモニーのメインとして、エンプティ・テーブルを行います。  
 
 
 
 
そのエンプティーテーブルに際して、朗読いただくのは、昨年に続いて山本スギ乃さん。  
 
 
 
山本さんは、サバイバーでも、ケアギバーさんでもありません。  
 
依頼させていただくときに、ご自身は「こんな私でいいのでしょうか?」と控えめにおっしゃいます。  
 
 
リレー・フォー・ライフ・ジャパン芦屋は、サバイバーの方々、ケアギバーの方々のための場所でありますが、患者会でも、遺族会でもありません。  
 
サバイバーの方、ケアギバーの方が、ともに今を喜び、手を差し伸べあい、さまざまな感情や気持ちを互いに分かち合うことのできる場所であり、さらには、そうした方々を応援するみなさん、地域をあげての支援イベントです。  
 
 
山本スギ乃さんと私たちが出会ったのは、優月よしえさんとのご縁でした。  
 
優月よしえさんは、リレー・フォー・ライフ・ジャパン芦屋に”チーム元気いっぱい”のお一人として参加されており、プロの司会者でもあったことから、エンプティーテーブルの朗読をお願いしていました。彼女はサバイバーでもありました。  
 
 
2010年3月。残念ながら、優月よしえさんは旅立ちました。  
 
 
山本スギ乃さんは、プロの司会者として、優月よしえさんの後輩であり、よき仲間であったとうかがいました。  
 
私たちは、山本スギ乃さんに、リレー・フォー・ライフ・ジャパン芦屋のエンプティテーブルをお願いすることとしました。  
 
 
山本スギ乃さんが朗読に入る前の少しの時間、彼女は、彼女の等身大の言葉を、私たちに、会場中の方々に、やさしく語りかけます。  
 
 
その場の空気が、静寂とともに震えるその瞬間。  
 
発せられる言葉は、彼女の生きてきた時間そのものであり、会場にたくさんおられるサバイバーのみなさん、ケアギバーのみなさんの心を映す鏡となって、それぞれの心に届けられます。  
 
 
彼女の言葉と朗読は、私たちが来場されるみなさんにお伝えしたい気持ち、そのものであるかのような錯覚を覚えます。  
 
 
 
今年もきっと、山本スギ乃さんの紡ぎだす言葉が、芦屋会場の夜空に、そっと放たれることでしょう。  
 
 
キャンドルライトセレモニーは19時ごろより開始されます。みなさま、ぜひご参加ください。  
 
 
 
そして、それに先立って、キャンドルライトセレモニーへの導入部分を担当してくださるのは、これまた昨年に続いての参加となる榊原粧子さん(しょこたん)。  
 
 
 
昨年、わたしたちは、リレー・フォー・ライフの目的や活動、当日どのような方が集まられるのか、わたしたちはどんな場所にしたいのか、延々とお話させていただき、リレー・フォー・ライフ・ジャパン芦屋のオリジナル曲を3曲作って歌っていただきました。  
 
”昨日よりも 少し多めに感謝をすれば『いつも通り』が この先も続いてゆくのかな・・・”  
 
”君と一歩〈君と一歩〉0.5 歩 一緒なら〈一緒なら〉大丈夫  
転んでも〈転んでも〉0.5 歩 進めたことが嬉しい・・・”  
 
 
彼女が心を込めて生み落としてくれた歌は、芦屋の夜空に響き渡りました。  
 
 
そして、今年・・・  
 
 
活動拠点を一時的に舞鶴に移されている彼女は、6月のある日、私たちのお願いに応えるために、梅田に来てくれました。  
 
 
 
 
昨年、セレモニーに参加されただけでなく、さまざまなプログラムに参加されたしょこたん。  
彼女の目に、リレー・フォー・ライフ・ジャパン芦屋はどのように映っていたのでしょう?  
 
 
ご来場いただいた方に届けられた想い、彼女が受け取った大切ななにか。  
 
今年は、昨年感じたことをさらに込めた新しいオリジナル曲が1曲、披露される予定です。  
 
そして、昨年歌っていただいたオリジナル曲も、3曲のうち2曲を歌っていただきます。歌詞は以下から見ていただくことができますので、ぜひご覧になってください。  
 
<今年のステージAct 曲目>  
 
1.リレーフォーライフあしや  
 
2.等身大のうた (2019新曲)  
 
3.君と一歩  
 
昨年の3曲については、なんどもやり取りを重ねて、とても素敵な曲ができたと思っています。  
 
曲ができていく中で、やり取りの中でとても印象的で嬉しかったことは、榊原さんは本当に1曲1曲を大事に思ってくれたこと、大切に扱ってくださったこと。  
 
皆さんが帰路に着くとき、口ずさみながら、今日の出来事を深く心に抱きながら、来てよかった、勇気をもって一歩踏み出してよかったと思っていただければとても嬉しいです。  
 
榊原粧子さん、しょこたんが魂を込めて新たに生み落とそうとしてくれている曲、そして、わたしたちの想いのこもった歌を、どうか楽しみにセレモニーにご参加ください。  
 
 
◆リレー・フォー・ライフ・ジャパン芦屋 オフィシャルソング(2018年の3曲です)  
 
 
これらのセレモニーが終わりますと、ハンドベルの音色を背景に、参加者みなによりキャンドルでHOPEの文字を作成します。  
 
エンディングActには、じゅんてぴさんに登場いただき、そのあとに続くキャンドル・ランへつないでいただきます。