がん体験者の語りの語り手をご紹介します。(その2) 伊勢上雅世さん

2019年7月19日 10:02 PM

がん体験者の語りの語り手さんのご紹介です。  
 
お二人目は伊勢上雅世さん(40代女性)。  
 
 
 
伊勢上さんは、サバイバーさん。  
 
自らが罹患したとき、ご自身の不安ももちろんですが、それを気遣うご家族の想いや優しさの中で、とても悩まれたと言われます。  
 
今はとても精力的に育児や家事のほか、さまざまな活動をされている伊勢上さん。  
 
テーマは、”がん患者と家族・大切な人とのより良い関係のために”。  
 
 
それでは、語り手さんとしてご参加いただく伊勢上さんから、みなさんにメッセージをいただいていますので、紹介いたします。  
 
 
 
 
 
 
 
私は、2010年に悪性リンパ腫に罹患しました。  
 
当時はまだ30代。ギリギリAYA世代と呼ばれる年齢でした。  
 
単身赴任でバリバリ働かなければならない夫。まだ何も分からない二歳になったばかりの息子と、幼稚園児・小学2年生の娘たち。幼稚園の送り迎えをはじめとする、生活の全てを担ってくれた年老いた両親。  
 
当然、感謝しても仕切れない大切な家族…。  
 
 
でも、だからこそ!  
 
「心配させたくない。」「迷惑をかけたくない。」  
 
そんな思いで言えないことも沢山ありました。  
 
そして…会うたびに 
「オレは分かってあげられない…」と辛そうな表情を浮かべる夫。  
 
 
あの時は必死で気が付きませんでしたが、もう少し上手くコミュニケーションが取れたのではないか?と思うようになりました。  
 
わたしのブログに、時々 
「(ご家族や恋人、親友といった)大切な人ががんに罹患してしまった。どう対応すれば良いのか分からない」 
という質問をいただきます。  
 
同じお悩みを持つ方々の心が少しでも楽になるお手伝いができれば、と思います。  
 
 
 
 
 
 
 
いかがでしょうか。  
 
 
 
彼女が闘病生活の中で、ご家族とのかかわり方に悩み、気づき、より深い関係を築いていった時間を、ぜひ共有してみてください。  
 
あなた自身の中の大切な何かに気づく、そんなきっかけになればとてもうれしく思います。  
 
 
 
0.5歩、踏み出すきっかけを探しておられるあなたの参加を、笑顔でお待ちしています。  
本番のイベントに参加されなくても全然かまいませんので、ぜひ、気軽に”がん体験者の語り”にお越しください。