プログラム、会場を変更し、キャンドル・ランの募集を停止します。

2021年8月2日 1:49 AM

リレー・フォー・ライフ・ジャパン2021芦屋の開催にあたりまして、会場およびプログラムを一部変更し、すでに募集開始を案内しましたキャンドル・ランの募集を停止いたします。 
 
川西運動場での開催、キャンドル・ランの再開を心待ちにしていただいていた皆さま、参加をご検討いただいておりました皆さま、開催内容の説明を受けて支援を申し出ていただきました皆さまには、大変申し訳なく、心苦しいかぎりではありますが、諸事情をご理解の上、ご了承いただきますよう感謝とともにお願いする次第です。  
 
なお、キャンドル・ランの募集はいったん停止いたしますが、昨年実施したリレー・ランと同様の、ランイベントを開催する予定といたしました。また、リレー・ウォークにつきましても募集要項を変更いたします。  
 
あらたなリレー・ウォーク、リレー・ランの募集要項につきましては、8月3日深夜0時ごろ発表する予定です。
 
 
 
 
 
2020年、リレー・フォー・ライフ・ジャパン芦屋は、新型コロナウイルス感染症拡大防止やサバイバーさん、ケアギバーさんへのリスクを抑えることを考え、従来の会場である川西運動場に隣接する芦屋市青少年センターにおいてリスク対策を施しながら、会場での縮小プログラムの実施、および会場からの番組配信プログラムとして企画実施されました。  
 
一定の評価があった一方で、「芦屋の会場を歩きたかった」、「走ることでサバイバーさん、ケアギバーさんの何かになりたい」との声をいただきました。  
 
2021年の活動が始まるにあたり、なんとかそのような声にも応えたいと思いました。新型コロナウイルスの状況を注視しながら、開催方法を模索しました。私たちは、オンライン配信、青少年センターでの人数を限定しての開催、従来通りの川西運動場でリスク対策を施しながらのプログラムを考え、何度も様々に議論を重ねました。実際、二転三転しました。  
 
新型コロナウイルスの波が一進一退となる中、実行委員会定例会に参加できるスタッフの数も限られる中、なんとかこれならばサバイバーのみなさん、ケアギバーのみなさんが日常過ごす状況以下のリスクで開催できるのではないか、なるべく多くの方に歩いていただける、そう考えられるようなプログラムを川西運動場で開催できる、そう思えるような案にようやく集約され、いよいよ各種募集を始めることとなりました。  
 
しかしながら、それは非常に収支の厳しい状況を覚悟することでもありました。リレー・フォー・ライフは年間を通じたチャリティイベントです。お預かりしたご寄付、ご協賛は公益財団法人日本対がん協会に寄付され、がん征圧の各種プログラムに使われます。リレー・フォー・ライフ・ジャパン2021芦屋の決算が万一赤字となってしまった場合、そうした寄付ができないどころか、未来に向けて、多くの方々に親しまれた「芦屋」を継続することができなくなってしまいます。  
 
スタッフは手分けし、ご協賛やご寄付を一層募り、イベント開催をPRし、コストの徹底した削減、プログラムの再三の見直しを行い、ようやくなんとか目論見通りの来場があれば収益を生み出せる見通しをたてられるところまで来ました。  
 
 
ランの募集を開始する段取りが終わった直後、8月2日より兵庫県に蔓延防止等重点措置が適用されることとなりました。すでにご案内しているように、開催を中止する基準は、兵庫県からイベント開催自粛が出されるか、芦屋市から施設利用が認められない場合でした。  
 
現時点で、蔓延防止等重点措置が出された場合、会場である川西運動場、青少年センターが利用停止となる旨の通知はありません。二度目の緊急事態宣言下においても、実際施設利用は可能でした。  
 
私たちは芦屋市、施設の指定管理者との協議を何度も行ってきました。そして7月29日、芦屋市ならびに指定管理者より連絡がありました。万一蔓延防止等重点措置が出されている状況であれば、施設の夜20:30以降の使用はできないというものでした。さらに時短になる可能性もあるとのことでした。  
 
兵庫県における蔓延防止等重点措置は8月2日より8月31日であり、順調に状況が改善し、蔓延防止等重点措置が解除された場合、9月4日、5日の会場の使用はできるということになります。  
 
8月1日に行われた実行委員会8月定例会において、上記の予定を確認しました。そして、一旦はさらなる詳細の検討に入ろうとしていました。 
同時に再度、検討すべきリスクを最終確認しました。  
 
今回、リレー・ウォーク、キャンドル・ランの募集は、より多くの、この芦屋を楽しみにしていただいている方のために準備しようとしていました。キャンドル・ランはスポーツエントリーという仕組みを用いて、8月22日を第一次締め切りとして募集を行う予定でした。しかしながら、この時点では蔓延防止等重点措置が8月31日で終了となるか否かの結論はおそらく出ていない。もし、この時点で申し込みをいただいていて蔓延防止等重点措置が開催日を含む期間で延長されるとなれば、夜、川西運動場を用いたキャンドル・ランはその時点で中止となり、申込いただいた方々には迷惑をかけてしまいます。  
 
また、このような状況下であれば、スポーツエントリーを利用した申し込みについて多くは見込みにくく、実施するにしても参加者数を見積もりづらい、一方で会場設営や各種準備は進めておかねばならず、その経費がご寄付、ご協賛に対して過大になり、将来に向けてリレー・フォー・ライフ・ジャパン芦屋を継続開催できなくなる可能性が非常に大きくなることも考えられました。  
 
加えて、夏休みに入り、お盆を迎える中、感染力がより強いとされる新株による感染拡大が収まる可能性は低く、上記のような事態に陥る可能性が非常に高いとの結論に至りました。  
 
これまで、多くのスタッフ、参加者、支援者の方に支えられてきたリレー・フォー・ライフ・ジャパン芦屋です。私たちが初代実行委員長大隅憲治さんから引き継ぐ理念を大切にし、つないできた歴史こそが、”リレ-をつなぐバトンである”と思っています。 
日本でもっとも長い歴史をもち、多くの方がこの場所に再びくることを楽しみにしてるこの場所を、私たちは無くしてはならない・・・・そして、新型コロナウイルス感染症がおさまった来年こそ、きっといつもの場所に戻り、サバイバーさん、ケアギバーさんの0.5歩、1歩に寄り添う場所、再会をともに喜ぶ場所を準備したい、そのために今年はリレー・フォー・ライフ・ジャパン芦屋の灯を消さない。  
 
 
このような議論を8月1日の定例会で行い、慎重に検討を重ねました結果、苦渋の決断ではありますが、今回も2020年と同様に芦屋市青少年センターを特設会場として、リレー・ウォーク、リレー・ラン、ルミナリエといったプログラムを行うこととしました。そして、会場からの中継、およびサバイバーさん、ケアギバーさんを主役とするプログラムを軸にYoutubeにて番組配信することとなりました。  
 
詳細は近日発表しますが、蔓延防止等重点措置が出ていなければ、特設会場にて夜を越えてプログラムを実施します。また、番組配信はいずれの場合でも夜を越えて配信する予定です。  
 
 
繰り返しになりますが、ご支援表明、ご参加表明いただきました皆さまには、あらためて心からの感謝を伝えたいと思います。そして心苦しいかぎりではありますが、上記事情をご理解いただき、この決断をご了承いただきますようお願いいたします。  
 
内容を変更したリレー・ウォーク、リレー・ランの募集要項については、8月3日0時ごろ発表の予定としております。