保育士パフォーマーこうちゃんが楽しませる!

2024年8月6日 1:04 PM

今年、リレー・フォー・ライフ芦屋の会場には新しいテントが登場します。  
 
そこを中心に、会場のあちらこちらで来場者を楽しませてくれるパフォーマー、それが「保育士パフォーマーこうちゃん」です。  
 
 
 
こうちゃんとリレーフォーライフ芦屋の関係について、少しお話しておきましょう。  
 
みなさんは、会場に入って少し右側にある緑のテントをご存知でしょうか?  
 
そこは夜を越えて歩くみなさんや、夜の8時半から始まるキャンドルランのランナーさんに向けて、飲料や栄養を提供するエイドステーションなのですが、ある時からこのエイドステーション、そしてRFLの木のコーナーの担当をしてくださっている子どもさんたち。  
 
彼らは神戸市にある神戸真生塾の子どもさんたち。さまざな理由で家にいることができなくなった子どもさんたちです。  
 
私たちはある方のご紹介で、ある日その施設を訪れました。そしてこのリレー・フォー・ライフという活動のことをお話しました。  
 
最初は斜めにかまえていた子どもさんたちの表情がいくつかありました。その場は子どもたちの自主運営の場。施設が強制する場所ではない。子どもたちが話しあい、有志でやろうよ、ということになりました。  
 
はじめての時、会場での飲食ができるように食券を提供しました。彼らは会場で驚く姿を見せてくれました。笑顔で、拍手をしながら夜を越えて走るランナーさんに、歩く人達に声援を送る。「水分どうですか?」と声を掛ける。  
 
「いつもは支援される立場の自分たちだけれど、ここでは私たちも誰かの力になれる」  
 
そうして、彼らは毎年参加してくれるようになりました。そこには施設を巣立って進学したり、就職したあとも参加してくれるメンバーもいます。ちょっとした同窓会のように。 いや、きっとそれでいいのです。そうしてこの場所が確かな場所として彼らの中にも刻み込まれていく。  
 
そしてそのの施設で現在強い想いをもって働いているのがこうちゃんです。児童養護施設で働く夢を叶えるのに神戸にきて保育士となり、神戸真生塾の子どもたちと向き合っています。それは実は簡単なことではありません。想いが強い故に、子どもたちのことがわかりすぎるだけにいろいろな葛藤の日々があることでしょう。  
 
一方で、彼はヨーヨーパフォーマーとしても活動するようになりました。  
 
昨年、会場で私に挨拶をしてくれ、「なにかできることはありませんか?」と言いました。 そして今年、ヨーヨーパフォーマーとしてRFL芦屋で、サバイバーさん、ケアギバーさん、ご家族連れに元気を与えたい、と実行委員会を訪れてくれたのです。  
 
「ぜひ、一緒にやりましょう!」と実行委員会の定例会で決まった時、彼は、よしっ!と小さくガッツポーズをしてくれました。  
 
こうちゃんの想いは、きっとサバイバーさん、ケアギバーさんへの、そして自分に力をくれたいろいろなものへの恩返しだと思っています。  
 
会場で見かけたら、ぜひ彼にヨーヨーパフォーマンスをねだってみてください。そして彼のパフォーマンスを楽しんでください。