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リレー・フォー・ライフ2011 in いしかり 開催

「リレー・フォー・ライフ2011 in いしかり」(以下RFL)が8月20日(土)21日(日)に北海道医療大学グラウンド(当別町)で開催され、本格的なシーズンに入りました。
20日朝に竜巻注意報が発令され、準備中には雷雨に見舞われましたが、開会式が近づく頃には晴天に。同大学の支援と、ボランティアの学生たちの協力の中、サバイバーたちが気持ちよく、大地を踏みしめラップを重ねました。

参加チームは昨年より4チーム増えて9チームに。参加者もボランティアスタッフ含め150人と昨年を50人上回りました。いしかりは「小さなところから少しずつ、無理をしないでだんだん大きくなるのがいい」という実行委員の思いが実りつつあります。
学生ボランティアが積極的に動き、会場を明るくしてくれました。中には同大学の卒業生もいて「学生の時にRFL室蘭でよさこいを踊らなければ、RFLに出会えなかった。看護師となった今、患者さんとこうして接する機会を得られるのがとても嬉しい。」と話してくれました。個人で参加した人も多く、罹患者も情報も少ないがんを患った男性が「最初は戸惑いもあったが、会場で新しい出会いもあり、いろいろなお話を聞き、自分の話にも耳を傾けてもらえ、楽しく充実した24時間を過ごす事が出来た。参加して良かった」と感想を寄せてくれました。

会場内ではトラック108周で北海道を1周するスタンプラリーもあり、子供たちが競い合うように走り回る姿が微笑ましかったのですが、一番最初に北海道1周を果たしたのは何とサバイバーさんでした!未だ抗がん剤の副作用で浮腫が残る女性サバイバーや、体力が落ちてしまったので時間をかけないと歩けないが、RFLに参加してみたかったと話す男性サバイバーもいて、それぞれが自分のペースで歩みを進めながら交流する姿が見られました。
夕方、強風によりルミナリエの点灯が危ぶまれましたが、参加者全体がボランティアとなり、
重しとなる石を探してくる者、周りの砂を集める者など一丸となって準備、無事に点灯。「HOPE」の文字が美しく描かれました。

翌朝はラジオ体操でスタート。北海道対がん協会の検診車も来て、14名の方が受診し、21,000円が実行委員会へ寄付されました。

「全国一小さなリレー」いしかりは8月下旬から10月にかけて本格シーズンを迎えるリレーの幕開けにふさわしく、全員で作り上げる気持ちのこもった温かいイベントとなりました。

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