リレーイベント開催
ともに歩き、語り合うイベントを通じてがん経験者やご家族に希望を灯します
1985年、アメリカ・ワシントン州シアトル郊外で一人の医師がアメリカ対がん協会のために寄付を集めようと24時間走り続けたことが、 リレーイベントが始まったきっかけです。
彼の名は、ゴルディー・クラットさん。マラソンが得意な腫瘍外科医でした。24時間走り続けたのは、 「がん経験者は、24時間病気と向き合っている」ためで、その想いを共有し支援するためでした。
その後、リレーイベントはアメリカ対がん協会の看板イベントとなり、今では世界約34か国、約2640か所で開かれるまでになっています。
日本では2006年に茨城県つくば市で初めてプレ開催が実現し、翌年に兵庫県芦屋市と東京の2カ所で正式なリレーイベントが開催されました。
このイベントは皆さまからのご寄付に支えられて開催されており、2023年度は47か所の地域で開かれました。
リレーイベントにはがん経験者や家族・関係者が数多く参加し、お互いに励まし合いながら生きる希望を培い、「がんで苦しむ人や悲しむ人をなくす社会」の実現につなげています。