日時:2024年10月19日(土)12:00 ~20日(日)12:00
会場:青葉山公園 仙臺緑彩館
リレー・フォー・ライフ・ジャパン2024みやぎは、今年から会場を青葉山公園仙臺緑彩館に移して開催されました。
雨の予報から一転晴れ渡り、夏のような暑さの中開催された今年のリレーは、市内からフラッグを持ってRFLをPRしながら歩く『市内ウォーキング』でスタートし、市内ウォーキングの参加者が会場に到着すると、昨年を超えるたくさんの方が拍手で出迎え、開会式が行われました。
一瞬雨が降り、外での催しが室内に移動するなどの場面もありましたが雨も一時的で、その後は室内と外の両方でステージイベントやサバイバーズトーク、チームによる企画が行われ、会場では、思い思いにイベントを楽しむ姿や、久しぶりの再会を抱き合って喜び合う姿も見られました。
サバイバーズトークでは、AYA世代(Adolescent and Young Adult=思春期・若年成人世代)でがんに罹患された方のお話があり、罹患する年代ごとに直面する問題や必要なサポートが変わるということを改めて考えさせられる内容でした。
ステージと室内では、2日間に渡り参加者を楽しませてくれる音楽、ダンス、伝統芸能など、様々なパフォーマンスが披露されましたが、どなたもご自身や身近な方ががんと診断された経験があり、特別な想いを持って参加して下さっていて、パフォーマンスを楽しませて頂くと同時にその想いに胸を打たれました。
暗くなり、ルミナリエに明かりが灯ってからは会場は幻想的な空気に包まれ、ルミナリエセレモニーでは美しいハープの演奏に載せて、エンプティ―テーブルの詩と遺族の方の手紙が朗読されました。
会場に来ることが出来なかった方のために設けられた、誰も座ることのない席「エンプティ―テーブル」に、参加者はきっとそれぞれの大切な人の姿を感じたことと思います。
深夜の時間帯は風が強くなり、会場に飾られたルミナリエやテントを急遽片付けなければならない事態となりましたが、実行委員の皆様が迅速に対応して下さいました。
2日目は、室内で国と宮城県のがん対策に関する講演があり、がんにまつわる条例制定や法整備に関して行政と共に私たちは何が出来るのか、リレー・フォー・ライフは何が出来るのかを考えるきっかけとなり、たくさんの方が熱心に耳を傾けていました。
イベントの締めくくりは、サバイバーさんを先頭に全員でラストウォークを行い、たくさんの方の笑顔、優しさが溢れ、和やかな雰囲気に包まれたリレー・フォー・ライフ・ジャパン2024みやぎは閉会しました。
この会を開催するにあたりご尽力下さった実行委員の皆様、協賛、後援、ご参加下さった皆様、ご協力くださったすべての方に心より感謝申し上げます。