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【ながいずみ】命のリレー心ひとつに・・・

「リレー・フォー・ライフながいずみ2011」(以下RFL)が静岡がんセンター近くの旧長泉高校グラウンドで開催されました。残暑厳しい中、事前に申し込んだ27チームを含め約2000人が参加しました。

静岡県民の『生きがいと健康づくり』のイメージキャラクター“ちゃっぴー”やドラムの演奏が先導し、サバイバーズラップがスタート。小学生たちが作るしゃぼん玉のアーチをくぐり、他の参加者からの盛大な拍手を受け、にぎやかに幕を開けました。

直後の長泉音頭に杉山高司実行委員長も踊り、長泉北小児童による元気いっぱいのよさこい演舞でグラウンド上は一気に盛り上がりをみせます。

ステージ上の「がんちゃんの超ためになるクイズ」では、がんちゃんから出題されるクイズに○×に分かれ大移動。時に難問もあり、楽しみながらがんについて学びました。

テントでは全チームがそれぞれ寄付につなげようと、趣向を凝らした企画を準備。
誰でも自由に飛び入り参加してドラムをたたいたり、竹で作ったけん玉やヨーヨー、ながいずみのキャラクターさつきちゃん缶バッジや、夜に備えて光るグッズなど販売、チャリティバザーが開催されたり、ハンドマッサージ、足湯、足もみなどは予約制になるほど盛況でした。
子供のためになる企画が多く、命の大切さを伝える絵本の読み聞かせやブロッコリーのDNAを見てみよう!という子供実験教室には大人も夢中になっていました。

ルミナリエの灯りがともり始めた頃、グランドの中央に赤・黄・緑・青に彩られたルミナリエが集められ、星とハートのライトが先導し、HOPEの元へ。4色のルミナリエがそれぞれの文字左上にあてはめ完成するという演出に自然と拍手が起こりました。
静岡がんセンターに入院している患者さんからも見えるように、入り口にもHOPEの文字が一晩中灯りがともされていました。

1400枚を超えるルミナリエは一枚一枚思いを込めて丁寧に書かれたのが伝わって来ます。メッセージを読んでいるだけで時間は過ぎて行きました。

夜間も多くの方が交代で歩いていました。会場内では朝までミニFMがON AIR !
県内で活躍するラジオパーソナリティ5名の方が軽妙なトークで夜通し歩く参加者をサポートしてくれました。

翌朝はサバイバーさんとチームリーダーがチームを代表して静岡がんセンターの庭園をウオークする「サバイバーズロングウオーク」です。病棟から手を振って下さる患者さんに「来年は一緒に歩きましょう」とエールを送りました。

閉会式は実行委員でもあるサバイバーさんや御殿場も含め3年連続参加の患者会などへの表彰があり、一人一人にメダルが贈られました。
長泉小の子供たちによる「ビリーブ」大合唱の後、昨年国際RFLのプログラム「インターナショナル・ヒーロー・オブ・ホープ」(自らの病気と闘い、RFLで積極的に活躍してきたサバイバー対象)に、認定された廣澤政男さんが「また来年RFLながいずみで会いましょう!」と力強く宣言して今年のRFLながいずみは終了しました。

2009年、2010年は御殿場で開催されましたが、今年は長泉町で初めてのRFL開催。地元の方が新たに実行委員に加わり、出演者も近隣の小学生や高校生の吹奏楽、高専の学生による大道芸など、地域のみなさんに参加してもらうことを目標に手探りで準備をしてきました。
ボランティアも地元少年サッカーチームなど学生が集まり、積極的に手伝ってくれました。

すべてサバイバーさんをはじめ、参加者のみなさんに楽しんでもらうためでした。
両日通して会場内は笑い声が響き、チームフラッグをたすきがわりに賑やかに楽しそうに歩く姿があちらこちらで見られました。参加された方の笑顔がスタッフへの最大のご褒美となったことでしょう。

手作り感たっぷりで「おもてなしの心」が全体に行き届いた素晴らしいRFLとなりました。