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【愛媛】「悲しみの地から希望の地へ」

RFLえひめ(松本 陽子 実行委員長)が、10月13日(土)から14日(日)にかけて、松山市城山公園内のふれあい広場で開催されました。この会場は松山城郭の中にあり、大変広い公園の一部を利用した公園です。小高い丘の頂上には松山城が姿を見せる絶好のロケーションでした。天候にも恵まれ参加者は2,000名を超えサバイバーの参加も100名、チーム数も約40と昨年よりはるかに多いものとなりました。

「この会場付近は以前がんセンター病院が立地(現在は移転)し、入院していた方が亡くなられたケースも少なくない。人によってはこの地に訪れたくない方もいらっしゃるはず。それを承知でこの地でRFLを開催する。」と、松本委員長。今回のテーマは「結(ゆい)~つなごう この24時間を次の24時間へ…「悲しみの地を希望の地」へ変えていく強い意志を感じられました。
実行委員の方をはじめ、ボランティアスタッフとして学生ボランティアとして多数の医療関係の大学生・専門学校生が設営・撤去、参加者のケアまで様々な場面で活躍されていました。

12時のオープニングセレモニー、サバイバーズラップ、リレースタートと続きました。その後はステージでコーラス、フラダンス、ゴスペルといった音楽、サロンテントではストレッチ、メイクレッスン、緩和ケアに関する講演を、またトラックの数か所にポイントを設置しクイズを出して回答を記入する「クイズラリー」を実施し多くの参加者が立ち止まって解答していました。

19時より開始されたルミナリエセレモニーでは、既に紫色にライトアップされた松山城が見下ろす中始まり、エンプティーテーブル朗読その後のゴスペルの音楽と続きました。
翌朝も快晴でラジオ体操の後、楽器演奏やクイズラリー等のアトラクションの後いよいよクロージングセレモニーへ。
その間、学生ボランティアの一部の方々は公園内の公衆トイレ掃除。皆さんが嫌な顔をせず、便器等を掃除している姿を見て感謝の気持ちでいっぱいになりました。

全員のラストウォークは多くのチームから大勢の参加者がウォーキングされた為、先頭のチームがゴールしてもまだ、最後のチームは出発していませんでした。最初から最後まで大勢の参加者に囲まれた、「結で繋がった」RFLを見ました。
閉会式の最後は参加者全員がグラウンドに大きな一つの輪になって、来年の再開を皆さんで誓っていました。
毎年「結」が広がっているRFLえひめ…来年のRFLえひめから目が離せません。