「胃を3分の2取ったんだけど…」「次は手術できないから抗がん剤治療って言われた。」など、
サバイバーの方から治療の過程を聞くことはあっても、実際、手術や治療が日常生活にどんな影響を及ぼすのか分からないことはありませんか。
今回のがんサロンは「胃と大腸の手術と生活」と題し、手術の術式やその後の生活をお話しいただきました。
「手術っていうのは、身体の部品を取っちゃうのと一緒なんだから、取っちまえば、不調が出てくるのは当然。」
(参加者のひとこと)
消化器にトラブルがあった時、患部の位置によって、切除する位置や繋げる部位が変わります。それに伴い、失ってしまう身体の機能を知ることで、術後の生活を改善しようというのが、本日のテーマでした。
「こういう症状が出るのは、どうしてなんでしょう。」「こういうことを聞いたのですが、実際にはどうなんでしょう。」
参加された方々から不安や悩みをお聞きする中で、印象に残ったひとこと。
「がんになると、確かに様々な不調に悩まされるけど、一つひとつ自分の身体で起きていることを自分で見て、試してみたり、自分の振る舞いを考えていくことも必要。」
という、サバイバー同士でないと言葉にできないであろう、力強いエールのような一幕もありました。
サロンの最後に、ある参加者の方が会場の電子ピアノで素敵な音楽を奏でてくださいました。普段は積極的に発言する方ではないのですが、彼の真っ直ぐさが現れている素敵な演奏でした。
がんサロンは、みんなで作るみんなの居場所です。話すのが苦手でも、互いの顔を見ればほっとできる。そんな温かいサロンにしていきたいと思います。
【次回のお知らせ】
日時:2019年7月13日(土) 13:30頃から
於:川越市南公民館
“ひとりじゃない” -新しい風と共に・・・