寒い土曜日。がんサロン川越が川越南公民館講座室1号で開催されました。
サロン参加者はサバイバー、ご家族14名。見学 (川越市社会福祉協議会) 1名。大学院生、財団2名。実行委員8名の計25名でした。
サロンの第一部はミニセミナー。テーマは“がん相談支援センター”
がん診療連携拠点病院にあるがん相談支援センターについて、実行委員会顧問でもある埼玉医科大学総合医療センター緩和ケア推進室室長の儀賀理暁先生より、具体例を使ったわかりやすいスライドで説明していただきました。
院内だけでなく、外部の医療従事者間の連携などメディカルソーシャルワーカーさんの存在は「患者さんのためにある」。
命を預ける患者さんやご家族にとっても大事な役割であることを少しでも認知していただけたかなと感じています。
いつかその時がきたら「そうだ、がん相談支援センターへ行こう」。
サバイバーさんの感想として「こういう話が聞けるとは思ってもいなかった。いいお話が聞けました」と直接お声がけいただきました。
セミナー後は VR 体験。
医療現場におけるVRの活用・研究を行っている儀賀先生、リモートで江ノ島水族館の職員さん、自身も悪性リンパ腫に罹患された方がVRの使い方についてレクチャーをしていただきながら、相模湾の様子を撮影したものを中心にリモートで解説していただきました。
体験した方の感想。
海無し県でダイビング。
VRゴーグルをつけると、そこは水族館。カウントダウンを経て屋根を飛び出し、海を見下ろす。高度を落とし着水するその瞬間、本当に落下しているような体験。音も立体的に聞こえるので、臨場感たっぷり。
長く入院を余儀なくされている方など、医療の現場にVRが活用される日が、外の世界を疑似体験することで少しでも笑顔が見られれば良いなと思ったのでした。
サロンの第二部はフリートーク。
参加者の想いはそれぞれです。
(強制ではありませんが) 自己紹介後にお話を聴きたい、話したい方などをコーディネートすることも実行委員のおもてなし。
笑顔で「またね」と言っていただけることが嬉しくまた頑張ろうと思う。それががんサロン川越です。