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2018年10月16日

高知新聞 声ひろばへの投稿②

おはようございます。

今朝の高知新聞、もう読まれた方もいると思いますが、RFLJ2018高知の副実行委員長田所先生の投稿が掲載されています。

がんと向き合う日

 8年前にがんになり手術を受けた。なぜ私なのか?何が悪かったのか?考えても答えは出ず、つらい毎日を過ごした。手術後の経過は順調で元通りの生活が戻ってきても、私は周囲に自分の病気のことを話さなかった。今はがんとの共存は私の生き方そのものであり、切り離すことも隠すこともない。

 昨年初めてリレー・フォー・ライフというチャリティーイベントに参加した。がんに向き合う時間は複雑な心境ではあったが、気持ちを整理できたし、たくさんの仲間に出会うことができ、貴重な時間となった。

 グラウンドを歩きながら自分のがんのことを考え、子供たちのことも考えた。1周ごとに医師として関わったがん患者さんのことも考えた。患者さんの言葉や思い、残されたご家族のことを考えた。

 日が落ちてから行われたルミナリエセレモニーでは、幻想的なキャンドルライトとたくさんのメッセージに涙が止まらなかった。

 できることならがんと無縁の生活をしたいが、それはかなわない望み。それなら、とことん向き合おうと思う。今年も今月20、21日、高知大学医学部グラウンドでリレー・フォー・ライフが行われる。24時間がんと向き合うイベントに、元気で参加できることをうれしく思う。

 

前回の福島さん、今日の田所先生の投稿を読んで、”私も行ってみようか、、”と思ってくれた人が、きっといると思います。

今、がんと闘っている人、がんであることを口に出せない人、ご家族を亡くされた方もいるかもしれません。

そこで言葉を交わすことは出来なかったとしても、皆が会場で待っています。

ルミナリエの袋には、勇気を奮う言葉や、過去や、友人を思い出すメッセージ、それぞれの物語があります。

ぜひ、会場を訪れて始まりの一歩を、希望の一歩を歩いてみてください。