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2018年11月06日

参加者の声(高知新聞声ひろばより)

今朝の高知新聞声ひろばにリレーフォーライフに参加して下さった方の投稿が掲載されていました。

私たち実行委員は、参加していただいた方々とゆっくり語れる時間はあまりとれなかったのですが、こうして感想を投稿してくださることで、参加者の方の想いを知る事ができました。

次は、グラウンドを一緒に歩きながら語れることを楽しみにしています。

高知市内のⅯさん、ありがとうございました。

がん征圧を願って

 先日高知大学医学部グラウンドで行われたリレー・フォー・ライフ(命のリレー)に初参加した。がん患者や家族、その支援者ががん征圧を願い、絆を深めあい24時間交替で歩くチャリティーイベントだった。夕方行ってみると、運動場にはメッセージを書いたキャンドルライトがたくさん飾られ、まん中には「HOPE」の文字が。そのまわりを参加者の皆さんが出身の旗を持って歩いておりキャンドルが幻想的な光を放っている。

 18時30分、ルミナリエセレモニーが行われた。1分間の黙とうのあと詩の朗読。ステージの前に置かれたまっ白なテーブル、それは医師や看護師など医療チームを象徴。空白の椅子とテーブルに置かれたコップは、出席できなかった人々の象徴。真っ赤な一輪のバラは家族や多くの人々の愛。そして、塩はたくさんの人々の流した涙の象徴と静かな朗読だった。

 私も1年前、抗がん剤と放射線療法を終えた。つらい治療を何とか耐え、今生かされていることを思い涙があふれた。

2人に1人ががんにかかり、3人に1人が死という現実。日進月歩の医療、いずれがん征圧の時がくることを心から願い、その夜、運動場を後にした。空には上弦の月と星が輝いていた。