西本光孝レポート

MOD Awardees Profile プロフィール

氏名:西本 光孝
Name:Mitsutaka Nishimoto,

現所属:アンダーソンがんセンター 造血幹細胞移植・細胞治療科
Current working institution (Department / Section):MD Anderson Cancer Center, Stem Cell Transplantation and Cellular Therapy、MD

留学時所属:大阪市立大学医学部附属病院
Institution where employed when he/she went abroad for MOD:Osaka City University Hospital,

出身大学:大阪市立大学
Graduate school:Osaka City University,

研修先(MOD institution):アンダーソンがんセンターMD Anderson Cancer Center, MD

研究室(Laboratory at MOD institution): Lymphoma/Myeloma Rsch, Parmar’s lab

メンター(Mentor):Simrit Parmar

研修期間(Dates):2017年10月~ October, 2017 - ,

研究テーマ(Research theme):
 Novel cellular therapy for inflammatory diseases with expanded regulatory T cell derived from umbilical cord blood

研究成果(Research result) -Article/Presentation at the congress論文・学会発表-:as of August, 2018
2017年度にMOD奨励賞を受賞し、同年10月よりMD アンダーソンがんセンターで研究しております。Departmentは現在、Stem Cell Transplantation and Cellular Therapyという骨髄移植・細胞治療科の研究部門に所属しています。私のメンターはSimrit Parmarで、彼女の指導の下、日々基礎研究に励んでいます。ラボ全体の研究テーマは臍帯血より抽出した制御性T細胞をもちいてさまざまな炎症性疾患に対する新たな細胞治療法の開発を主としております。特に私のテーマは骨髄移植後に起こる重篤な合併症である移植片対宿主病に対して臍帯血由来の制御性T細胞を用いた新たな細胞治療の開発です。臨床とは違い、基礎研究はなかなか結果が形になりにくいものと感じておりますが、結果のみにこだわらず、実験計画の立て方や遂行の仕方、他の部門の方々との協力体制の構築方法など、日本に帰ってからも継続して研究を遂行していけるような体制作り、環境整備についての知識・経験を数多く吸収できるように努力しております。もちろん現在行っている研究成果についてもいい報告ができるように、頑張って行きたいと思います。最後にこのような素晴らしい経験をさせていただき、皆様方には心より感謝申し上げます。少しでも臨床の場に還元していくことができるように研鑽を続けていく所存ですので今後ともよろしくお願いいたします。