今、この時間も、青森、信州まつもと、ふくい、横浜、芦屋、福岡の6か所でリレーが繋がっています。
リレー・フォー・ライフは、世界で約30か国、約4500か所で開催されており、寄せられた寄付金で、がん患者支援やがん制圧を目指す取り組みに充てられています。
夜通し歩くリレーフォーライフ。ぴんと来ない方もいるかも知れませんが、がん患者さんやご家族が、夜の静けさのなかで不安を感じたり、心細いと思う気持ちに”私たちがいるよ”とエールを送る特別な夜なのです。
リレーが始まる先頭は、がん患者さんしか歩けません。それは、この日を迎えられたことをみんなで祝う”サバイバーズ(がん体験者)ラップ”だからです。
会場には、白い袋が並んでいます。たくさんの方が書いたメッセージが記されています。これは、今、頑張っている患者さんへ向けてのものや、旅立っていった方へのメッセージが書かれています。陽が落ちる頃、この白い袋に灯りがともります。そしてその灯りのなかで、”エンプティテーブル”というセレモニーが行われます。このセレモニーには、誰も座っていないイスとテーブルが用意されています。旅立った人たちを想い、姿は見えなくとも、この席に座って、私たちを見ていてくれると願い、親愛なる人を思い出し、再会する時間として、偲ぶ場所です。
リレー・フォー・ライフは、がん患者さんやご家族、ご遺族が心を緩める場所です。そしてその患者さんやご家族を応援する方々の場所です。リレー・フォー・ライフとくしまの開催は9月28日から29日です。私たち実行委員は心を込めてその準備を行っています。ぜひ、お越しくださることを心よりお待ちしています!