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2025年10月02日

リレ・ー・フォー・ライフ・ジャパン2025東京上野 終了御礼

リレ・ー・フォー・ライフ・ジャパン2025東京上野 終了御礼

9月27日のRFL東京上野のイベント及び翌28日の啓蒙活動、無事終了いたしました。

各チームで行われた募金活動や啓蒙活動、そして、すばらしいゲストスピーカーの皆さまをお迎えして行われた啓発。ステージでは、サバイバーの皆さんのパフォーマンスやプロのミュージシャンによる演奏――どれも、感動的で大変多くの皆様にお越しいただきました。

毎年毎年、マンパワー不足と予算不足にあえぐ中、今年は多くのチームの方、一般の方、サバイバーとしてふらっと訪れてくれた方、また私たちの仲間でもある各地の実行委員の皆様に「ここに来られて良かった。」「一年に一度楽しみにしています。」などの言葉をいただき、苦労が一瞬で吹き飛ぶくらいありがたかったです。

とくに啓発では、初めての試みとして「語り合い広場うえの」として俳優の篠井英介さんをゲストとしてお迎えした「サバイバーズトーク」は、サバイバーの皆さんの生の声と篠井さんの経験談と率直な思いを共有していただき、参加した皆さんが感じていた心のモヤモヤを篠井さんとのトークで、一瞬にして払拭できたようで皆さんの顔が明るくなり、時折大きな拍手が起こったりして一体感が生まれました。

また「加熱式タバコによる健康被害の最新情報」も科学ジャーナリストの石田正彦さんにご講演いただき、大変有益な情報を共有していただきました。

そして俳優の秋野暢子さんと国立がん研究センターの松岡弘道先生の対談「がん治療と心」~がん治療に精神腫瘍科が必要なワケ~も、「発見、納得、共有」と有意義な時間でした。啓発テントに入りきらず、多くの方がテントの外に溢れていました。最後まで参加者も途切れず、まだまだ浸透していない「精神腫瘍科」が何故「がん治療に必要なのか」限られた時間でディスカッションしました。秋野暢子さんには、元気が出る呼吸法と取り組みの一部をシェアしていただき、楽しく前向きになれる時間と空間を共有しました。

今年のステージはサバイバーの皆さまのパフォーマンスを始めプロの方が多くご参加いただきました。振付家・香瑠鼓さん、サックス奏者三四朗さん、たまたま来日中だったジャズコーラスグループBean Tonesの皆さん、そして急遽ステージに駆けつけてくださったハーモニカ奏者の山下伶さん、夕暮れの上野、エンプティ―テーブルの前にやさしいサウンドで会場を包んでいただきました。一般の方も含め多くの方がステージ前に集まってくださり、募金箱にも大切なお金を入れていただきました。感謝しかありません。

そして、何より、今年もRFL東京上野が実現できたのは、チームの皆さま、スポンサーの皆さま、ご参加いただいた皆様のお陰です。また実行委員とボランティアの一人ひとりが心身ともに過酷な状況の中一生懸命に使命を持って創り上げてくれたことに心からのあっぱれと感謝です。

寄付額は年々下がっており、苦しい苦しい運営ではありますが、また来年開催できるように皆さんと共に進んでまいりたいと思います。

心を込めて
「皆さま、本当にありがとうございました。」

リレー・フォー・ライフ・東京上野実行委員長 
高橋 祐子