今年度の助成対象者が、選考委員会および日本対がん協会理事会の承認を経て決定しました。詳細につきましては以下の一覧表をご参照下さい。
2019年度RFLJ「プロジェクト未来」研究助成対象者一覧
分野Ⅰ(基礎研究・臨床研究)(五十音順、敬略称)
申請者名 | 所 属 | 申請テーマ | 助成金額 |
市原 英基(イチハラ エイキ) | 岡山大学病院 呼吸器・アレルギー内科 |
EGFR遺伝子変異陽性肺がん分子標的治療におけるtolerant細胞を標的とした根治的新規肺がん治療法の開発 | 100万円 |
加藤 洋人(カトウ ヒロト) | 東京大学大学院 医学系研究科・衛生学分野 |
がん浸潤B細胞の個性に着目した新しいがん免疫療法の開発 | 150万円 |
北川 雅敏(キタガワ マサトシ) | 浜松医科大学 医学部医学科・分子生物学講座 |
がん細胞の運命の制御を実行する長鎖ノンコーティングRNAの解析と医学応用 | 100万円 |
園下 将大(ソノシタ マサヒロ) | 北海道大学 遺伝子病制御研究所・がん制御学分野 |
新規膵臓がんモデル動物を用いた薬物療法の開発 | 100万円 |
立石 健祐(タテイシ ケンスケ) | 横浜市立大学大学院 医学研究科脳神経外科学 |
脳悪性リンパ腫の微小腫瘍環境形成機構の解明と同機序に基づく新規薬物治療の開発 | 100万円 |
早河 翼(ハヤカワ ヨク) | 東京大学医学部附属病院 消化器内科 |
Tgf経路依存性消化管浸潤癌の進展機序解明と治療応用 | 100万円 |
藤田 雄(フジタ ユウ) | 東京慈恵会医科大学 内科学講座呼吸器内科 |
免疫チェックポイント阻害剤における新規コンパニオン診断薬の開発 | 100万円 |
前川 大志(マエカワ マサシ) | 愛媛大学プロテオサイエンスセンター 細胞増殖腫瘍制御部門 |
コムギ無細胞タンパク質合成系を利用したHER2陽性乳癌に対する新規分子標的薬の開発 | 100万円 |
増田 万里(マスダ マリ) | 国立がん研究センター研究所 細胞情報学分野連携研究室 増田グループ |
骨肉腫患者に新たな治療選択肢を;TNIK阻害剤による骨肉腫分化転換誘導を介した新規治療薬の開発 | 100万円 |
見立 英史(ミタテ エイジ) | 長崎大学病院 口腔外科 |
人工知能(AI)による口腔細胞診の診断システムの開発:AIによる口腔細胞診の診断基準の確立に向けて | 100万円 |
分野Ⅱ(がんの支持療法、社会面に関する研究)(五十音順、敬略称)
申請者名 | 所 属 | 申請テーマ | 助成金額 |
上別府 圭子(カミベップ キヨコ) | 東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻・家族看護学分野 |
2つの命-妊娠期がん患者家族の経験と望ましい意思決定支援 | 50万円 |
小嶋 リベカ(コジマ リベカ) | 国立がん研究センター中央病院 緩和医療科 |
未成年の子どもがいる若年がん患者のニーズに沿った支援を行う医療者向け教育プログラムの開発 | 50万円 |
品岡 玲(シナオカ アキラ) | 岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 人体構成学 |
癌治療後リンパ浮腫の画像病期分類とそれに応じた複合的理学療法プロトコール作成 -治療効果を維持したまま患者負担を減らす- |
50万円 |
島津 裕(シマヅ ユタカ) | 日本赤十字社和歌山医療センター 血液内科 |
多発性骨髄腫に対する治療補助システム(アプリケーション)の開発 | 50万円 |
髙津 美月(タカツ ミヅキ) | がん研究会有明病院 臨床遺伝医療部 |
遺伝性腫瘍診療におけるオンライン相談の普及と病診ネットワークの構築 | 50万円 |
平山 貴敏(ヒラヤマ タカトシ) | 国立がん研究センター中央病院 精神腫瘍科 |
AYA世代がん患者の交流サロン「AYAひろば」開発 | 50万円 |
藤森 麻衣子(フジモリ マイコ) | 国立がん研究センター 社会と健康研究センター健康支援研究部 |
若年がん患者の支援に関するニーズ調査 | 50万円 |
三木 いずみ(ミキ イズミ) | 国立がん研究センター東病院 臨床研究支援部門 |
SCRUM‐Japan研究における患者・市民参加型臨床研究の基盤構築 | 50万円 |
守田 亮(モリタ リョウ) | 秋田厚生医療センター 呼吸器内科 |
医療過疎地域における、病院間での多職種チーム形成によるがん診療ネットワーク構築の研究 | 50万円 |
公益財団法人日本対がん協会(会長・垣添忠生)は、RFLJに寄せられる寄付を基に、がん研究を助成するRFLJ「プロジェクト未来」研究助成金を2012年に設けました。この助成金は画期的な治療法につながると期待できる基礎的な研究、そうした成果を臨床につなげる研究や患者のQOLの向上などを患者側から支援しようというものです。日本の優れた研究をいち早く患者のもとに届けるため、この助成金を使って欲しいというRFLJ参加者である、患者・家族・支援者たちの切なる願いが込められています。また、過去の助成者の研究報書は、RFLホームページに掲載しておりますので、ご覧下さい。 https://relayforlife.jp/project-mirai