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2024年認定 2025 ’Global Heroes of Hope’ の横顔
岩倉 敏浩さん(RFLJわかやま実行委員 ケアギバー)

岩倉 敏浩さん

*** マイストーリー ***
 岩倉 敏浩さん(RFLJわかやま実行委員 ケアギバー)

母の定例の健康診断でのレントゲンで見つかった胸部の白い見慣れない影。
紹介状を携え大病院で診てもらった結果は「扁平上皮癌」との意表を突く告知でした。
そこからの記憶は私も母も曖昧で、帰路の車中で母と交わした言葉は「まあ大丈夫やろ」「うん大丈夫よきっと」。
母を実家に送り届けた後、なぜか涙が溢れ止まりませんでした。扉の向こうの母もたぶん同じだったはず。
そこから母と共に5年にわたる闘病生活のスタートでした。
リレー・フォー・ライフを知ったのは闘病生活が終わり、母を見送ってから1年ほど経った頃でした。
医師をしている同級生から「RFLわかやま実行委員会に来ないか」と声をかけてもらったのがきっかけでした。「何かお役に立てるかもしれない」と思い、その日の午後に行われる実行委員会に参加させていただきました。
諸外国と比較すると日本の検診等受診率は低いまま伸び悩んでいます。
未受診の理由は様々ですが、先ずは検診の必要性を知ってもらう機会としてリレー・フォー・ライフの活動は有効な方法の一つと考えます。まずはリレーイベントを通じて地域で知ってもらい、集まったご寄付で次は全国的に知ってもらう活動につなげることが大切だと考えています。
実行委員会の活動を通して、私は同じ経験を乗り越えてきた仲間たちに生きる力をもらい、生きる意味を教えていただきました。
毎年各地で開催しているリレー・フォー・ライフは、私にとっても、そして地域のみなさんにとっても、生きる希望のひとつになっていると思います。
日本対がん協会の垣添会長曰く「人は希望があれば生きられる」
自分もそう思います。
リレー・フォー・ライフに携わる全てのリレイヤーのみなさまに心より敬意を表します。