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【RFLJ滋賀医科大学】イベントレポート

日時:2025年10月11日(土)12:00~12日(日)12:00

会場:滋賀医科大学
中庭

昨年、創立50周年という大きな節目を迎えた滋賀医科大学。そして今年で10回目を数える「RFLJ滋賀医科大学」は、学生を中心とした総勢45名の実行委員によって運営されました。
今年の開会式では、上本学長より温かいご挨拶を賜りました。また、毎年恒例となっている「遊書会」による『RFLJ滋賀医科大学』の書の披露では、力強くも温かな筆文字が、これから歩んでいく未来への希望を添えてくれました。

昼間は、学生や団体による多彩なパフォーマンスが披露され、にぎやかな空気に包まれた中庭も、夜になると一変。静寂の中にともるルミナリエの灯りが、一つひとつ大切な人への想いを照らし出し、会場は穏やかな祈りの時間へと移っていきました。
Human noteさんの歌声が夕闇に溶けていくと、「ルミナリエセレモニー」が始まりました。それぞれが心の奥にある記憶と向き合い、静かに祈るひとときを過ごします。
セレモニーでは、奥様を亡くされ、ご自身もサバイバーとして今もがんと向き合っておられる方による、奥様へのお手紙が朗読されました。その一言一句に会場の誰もが深く耳を傾け、言葉は静かに心に刻まれていきます。涙をそっとぬぐう方の姿も見られ、そのお手紙は“いのち”の重みと“つながり”の尊さを静かに伝えていました。

2日目の朝は、1日目に続く恒例の「かたりば」からスタート。前夜の語り合いが新たな対話へとつながり、言葉を交わすことで支え合い、聴き合うことで寄り添う――そんな温かなつながりが、未来への大切な一歩として広がっていきました。

今年は、初代実行委員長・西さんをはじめ、歴代の実行委員たちが会場に集い、7代目の藤原実行委員長との世代を超えた交流が実現しました。10年という年月が、多くの人の想いと努力によって紡がれてきた“リレー”であることを、改めて感じる時間となりました。
毎年、温かく見守り、寄り添いながらご支援くださっている滋賀医科大学の学長・副学長をはじめとする諸先生方、学校関係者の皆様。そして、2日間にわたりご参加いただいたチームの皆様、協賛企業や医療関係者の皆様、本当にありがとうございました。
先輩から後輩へと受け継がれてきた“タスキ”を、これからも大切にしながら、さらに大きな希望の輪を広げてまいります。今後とも引き続きのご支援をよろしくおねがいします。