9月28日(土)から29日(日)、善光寺に隣接する城山公園ふれあい広場で「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2013信州長野」が開催されました。
初開催だった昨年に引き続き、「楽しく ワイワイ みんな一緒 ~がんに負けない未来へ向けて~」をテーマに掲げ、雲一つない秋晴れの空の下延べ3,000人を超える参加者がリレーに参加しました。
12時より開会式が始まり、柄沢 清子実行委員長、鷲沢 正一長野市長の挨拶の後、いよいよサバイバーズラップ。残暑の残る熱い日ざしにもめげず、参加者の皆さんが笑顔を見せながら元気よく行進していました。また、長野県観光PRキャラクターの「アルクマ」と長野朝日放送のマスコットキャラクター「りんご丸」もウォークに参加し会場を和ませていました。
会場内のプログラムはステージでの音楽ライブ、フィールドでのJFL加盟の地元クラブ長野パルセイロの選手との交流会、テントブース内での栄養相談やリンパ浮腫ケア、サバイバーズカフェ、脱毛ケアやがん治療中の食事についてのミニレクチャーがバランスよく展開され、サバイバーやケアギバーはもちろん、何も知らず公園に遊びに来た小さなお子様連れの家族も楽しめる内容で構成されていました。
19時から始まったエンプティテーブルでは「特別な時間」といった空気感が作られ、多くの人が周囲に集まりました。静寂に包まれた中で朗読が始まると涙される方が多く、最後は参加者全員で「ふるさと」を合唱し、エンプティテーブルを中心に会場全体が一つになって会場に来ることができなかった人たちを想いました。
気温が下がった夜間もウォークする人は多く、チームテントからは他チームの応援をしたり、チーム間の交流をする人が多くみられました。
2日目は体操からスタート。フィールドで展開されていた朝ヨガや笑いヨガは皆さん楽しそうに参加されていました。また、信州プロレスの選手たちがフィールドで自慢の技(ネタ?)を披露し、参加者もたくさんの元気をもらいました。
ファイナルウォークはサバイバー、ケアギバー、参加者がそれぞれ24時間の疲れも感じさせない足取りでトラックを1周しました。
そして閉会式。実行委員がステージに登壇し参加者へそれぞれの思いを伝えました。初めから終わりまで常に会場全体が一体となって行われた「リレー・フォー・ライフ・ジャパン信州長野」。
参加者、実行委員、ひとりひとりが主役として心からこのイベントを楽しみ、歩き続けた24時間。「楽しみながらがんに立ち向かう」精神が長野の地で着実に拡大しています。