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リレー・フォー・ライフに寄せられた寄付をもとに米国で研修

◆リレー・フォー・ライフに寄せられた寄付をもとに米国で研修/KKR札幌医療センター斗南病院の古川さんと、栃木県立がんセンターの原尾さんにマイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞/初夏からテキサス大学MDアンダーソンがんセンターへ

がん医療を志す日本の若手医師が米テキサス大学MDアンダーソンがんセンターで1年間研修する日本対がん協会の「マイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞」の授賞式が2月28日、東京・赤坂の駐日米国大使館・東京アメリカンセンターで行われました。この研修プログラムは米国屈指のがん専門病院で研鑽を積んで帰国し、日本のがん治療に役立ててもらうのが目的で、今年度が2回目です。リレー・フォー・ライフに寄せられた寄付をもとに運営しています。

受賞したのは、KKR札幌医療センター斗南病院(札幌市)の古川孝広さん(37)と、栃木県立がんセンター(宇都宮市)の原尾美智子さん(38)。

授賞式で、日本対がん協会の箱島信一理事長が発表。「研修の定員は1人でしたが、応募された方はみなさん非常に優秀で、選考が非常に難しかった。MDアンダーソンがんセンターにお願いして2人に増やしてもらった」などと選考の経緯を披露し、MDアンダーソンがんセンター、並びに駐日米国大使館・東京アメリカンセンターの多大なサポートに感謝を表しました。

続いて、MDアンダーソンがんセンターの国際医学交流プログラムのバイスプレジデントを務めるオリバー・ボーグラー教授が2人に賞状を渡し、日本対がん協会の垣添忠生会長が奨励金(1人100万円)の目録を贈りました。垣添会長は「本場アメリカでぜひともリレー・フォー・ライフに参加してほしい」と話しかけていました。


古川さん、原尾さんからそれぞれスピーチがあり、最後に福島の「まきどん」鈴木牧子さんが、震災と福島原発事故の中で開催したリレー・フォー・ライフに触れながら、2人に「期待の言葉」を述べて授賞式は終わりました。

その後に催されたレセプションでは、日本対がん協会のほほえみ大使、アグネス・チャンさんが、リレー・フォー・ライフに参加したことがきっかけになって見つかった乳がんのことや、今年はリレー・フォー・ライフ横浜の実行委員長になったことなどを披露しながら、2人に期待するとともに、リレー・フォー・ライフがさらに発展して、日米医学交流が盛んになるように、などとお祝いの言葉を語ってくれました。

 

■古川さんのスピーチ(原文)
    〃  〃  (和訳)

■原尾さんのスピーチ(原文)
    〃  〃  (和訳)

■まきどんの「期待の言葉」