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2012年09月22日

エンプティ―テーブルとは?

ちゅーやん「ねぇちゅーちゃん、リレー・フォー・ライフ1日目の夜には「エンプティ―テーブル」が行われるって書いてあるやん。エンプティ―テーブルって辞書で調べたら「空っぽの机」なんやけど、どういうこと?」

ちゅーちゃん「ちゃんと辞書で調べたんやね。えらいやん!エンプティ―テーブルはリレー・フォー・ライフの中でも大切なセレモニーなんやよ。」

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エンプティーテーブルとは、ここに来ることができなかった方の席を表し、がんで先に旅立った方を偲ぶセレモニーです。

日が暮れたころ、会場の一角に小さなテーブルを置き、真っ白なテーブルクロスをかけて、その上にはリボン・バラ・レモン・塩・グラスを置きます。

そして、会場にいる皆がテーブルの近くに集まり、静かに詩の朗読に耳を傾けます。

「白いクロス」は、医療従事者たちの支えを意味します。
「リボン」は、がんの治療法開発を支えている多くの人々の襟に飾られてきたリボンを表します。
「赤いバラの花」は、家族や友人の愛や、病気と闘う強い決意を表します。
「レモン」は、病気との苦い闘いを表します。
「塩」は、患者の流した涙、大切な人を亡くした方々の涙を表します。
「ふせたグラス」は、ここに来られなかった方への追悼を表します。

このように、テーブルの上の一つ一つに意味があります。

会場に集まったたくさんの方々の想いを感じながら、詩の朗読をじっくり聴いてみてください。

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ちゅーやん「とても大切な時間やということがよくわかったよ」

ちゅーちゃん「うん、当日は静かにじっくりと詩を聴こうね」