リレー・フォー・ライフ・ジャパン広島

最新情報・ブログ

2023年04月15日

がん友のエッセイ

きょうという日を大切に(2022年12月12日)

 絵本を読む会「にこっと」に参加した。四冊読んでもらったが、三冊目は「ブルドッグたんていときえたほし」谷口智則作 だったが、今年の夏だったか、「福山美術館」に谷口智則展~色が生まれる物語~を観に行っただけにうれしかった。

 四冊目は「きょうという日」新井良二作 だった。セーターを用意し、マフラー・帽子も用意。そして外に出て雪で小さな家を作り、ろうそくを一本ずつともしていく。「これはきっとクリスマスにの話だな」と思ったが、違っていた。

 何気ない毎日の今日を大切にする話。考えさせる良い絵本だ。よし、明日からは「きょうという日」と思えるように、何か一つでも充実したことをやりたいな。でも、まずは今日「十二月十日」を振り返ることからやってみよう。

 起床は四時四十五分。朝食を作り朝ご飯。その後カブで灯油を購入に行く。早朝にカブへ乗ると寒いが、四輪だと我が家に止めることができない。無事灯油一缶購入。

 洗濯。土曜日は仕事着やパジャマを着替えることにしているので洗濯をしておくと都合がよい。

 ここまで読むと、「皿海は一人くらしか」と思う方がいるかと思うが、そうではない。妻や母と同居しているが、七時を過ぎて起床するので、それまでにできることはしておきたい。子どものころから朝には強く、夜更かしは苦手。

 さて、糖尿病対策として、毎日楽しみながらしているジョグ、今日は6・9キロ。休日は七キロ以上ジョグしたいのだが、まあまあだな。

 一休みすると、「つなごうデイ」(障害者週間の記念行事)が天満屋の二階で開催されているので、行く。私の職場「わかば」を紹介し、物品販売も行うブースもある。私は今回担当職員にはなっていないが、応援と同時に他のブースを見学したいのでやってきた。

 他のブース、いろいろな施設、ボランティア関係など多数がある。バザーは申し訳ないが、生活必需品までも値上がりしているので付き合いで購入というわけにはいかなくなった。ただ、身体障害者協会が行っているマッサージ、これはうける。もうすぐ七十という年齢だし、毎日運動をしているので必要性を感じている。椅子に座り、うける。できれば足のマッサージをうけたかった。

 さて、十二時が近づいたので急いで帰宅。妻が用事で外出しているので、母とともに昼食。温めれば食べられるように、妻が準備をしてくれている。

 午後はしばらくテレビを見てゆっくり。その後洗濯物を取り込みたたむ。

 今日しなければと思っていた作業にかかる。十二月十七日開催の施設見学会「919-3フェス」だが今回のテーマは「悲嘆援助(グリーフケア)」

 私に十分くらい話をしてくれと言われている。「悲嘆援助」と言われても「言葉は知っているが、日常会話としては使わないので、ピンとこない」という人が多いのでは。私はがん患者の支援活動をしているので、支援している人が亡くなることもある。悲嘆援助についても考えることがあるので承知した。

 何とか骨格となるところは出来上がったのでは。やれやれ。

 さて、夕食後はしばらく読書。「おっと時間だ」いそいでパソコンのスイッチを入れる。絵本を読む会「にこっと」につながらなくては。ズームを使うのだが、なかなかうまく接続しない。やっと接続した時には一冊目は読み終え、自己紹介をする時間に。「ズームは少し早めから準備をしなければこういうことがあるな」と思いながら、自己紹介をすます。

 ここからはいつものように、絵本を楽しむ。絵本を読む会に参加していると、なんだか素直な自分になれる。

 どうだろう。今日は充実していたな。特にこれといったことをしない日でも「きょうという日」と思って過ごすようにしたいなと思った。

 絵本を紹介してくださった三人の絵本セラピストさん、ありがとうございます。