二〇二二年を振り返って(2022年12月29日)
「忙しかったなあ」というのが最初に思いつく。昨年同様職場は社会福祉法人すばるであり、主としてリフレ清掃をしている。そして半日勤務。何が忙しいのか。
まずはリフレ清掃を行う利用者が足りていない。清掃は利用者四名で行う。そこで事前に一か月ごとの予定表を作っているのだが、当日になると、「調子が悪い」「用事ができた」といい、休む者、遅刻するものが一人、二人は毎日のようにいる。だけど、清掃は作業単価が最も良いので、施設の方針として、開所日はなにがあっても行うと決めている。
「今日は誰が代わりに出てくれるだろうか」と思いながら、ついイライラする日がある。「こういう(休む)のも、精神障害者の特性」と思ってゆったりすればいいのだが、なかなかそうもならない。私としては朝から気ぜわしい思いをする。
また、血糖値が高いので、何か運動をした方がよいのだが、趣味を兼ねてジョギングを行っている。毎日平均すれば七キロくらい、月に二百十キロくらいジョグしている。このくらい、コロナの前なら平気だったが、最近時間がかかるし、疲労感が増してきた。そしてその割に血糖値が下がらないのが最も気になる。
そうそう、コロナ禍なのでロードレースがほとんど中止となり、今年は福山マラソン参加。来年は開催する大会が増えているが、第八波が来るという人もいる。今年よりは出場したいが、どの大会に出場するか、慎重に考える必要あり。
コロナ禍といえば、今年は町内会体育会の役員だったが、ほとんどの行事は中止。楽といえば楽だが、来年以降にどうつなげるか、話し合う必要あり。
コロナ禍で、ズームで行う行事・学習会が増えている。そこには積極的に参加した。地域精神保健福祉機構開催の「リカバリー全国フォーラム」は有意義だった。開催地まで行かなくても我が家で参加できるので、多数の人が参加しているという。コロナが収まっても、ハイブリッドで行ってほしい。
また、スキルス胃がん患者・家族を支援する「希望の会」が絵本をよむ会「あったか」を今年六月から毎月一回定期的に開催することになった。これは以前時々行っていたが、私も「定期的に行ってほしい」と要望していただけにうれしい。
絵本は文章が短いだけに、絵を参考に聞く人が色々想像をふくらましながら聞くからか、大変面白い。そして参加者がそれぞれ感想を言うのだが、「そういう風に考えたのか」と感心することが多い。ただし、感想に対して、批判はしない、誰かが感想を述べた後はみんな拍手をする等、約束がある。最近のエッセイ、絵本を読む会に関するものが多い。来年も、参加するぞ。
お寺の総代を務めているが、昨年はコロナで行事がほとんどなかったが、今年は四月に晋山式があり、司会に指名された。仏教の専門用語が多数出たが、住職に「よかった」と言われ、ほっとした。また、九月にはお砂踏みがあった。
姉が体調を崩しているが、東京に住んでおり、コロナ禍では見舞いに行くわけにもいかない。義兄も「何もしなくてもよい。私の報告を聞いてくれればよい」と言っている。来年は良い方向に向かえばよいのだが。少し気になる。
十二月上旬だったかな。職場の管理者・事務長との面接があり、意外にも高評価を得た。そして「来年度も頼む」と言われた。
施設見学会では、指名されて、「グリーフケア」に関する説明役を引き受けた。まとめるまでは悩んだが、新聞に載り、高評価を得た。私は目立ちたがりではないが、がん体験があるだけに、逃げるわけにはいかない。
十二月のワックス清掃、若い二人の新人が参加してくれた。若いだけに、これからしっかり指導したいと思う気持ちが私に芽生えた。
いろいろあったが、年が押し詰まってからよいことが増えた気がする。そこを大切に考えて、今年の締めとしたい。頑張っていれば何とかなるな。