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2023年04月15日

がん友のエッセイ

二〇二三年を迎えて(2023年1月8日)

 タモリ氏が、年末に「徹子の部屋」で「二〇二三年はどのような年になると思いますか」と問われ「新しい戦前になる」と発言。これを経済学者の金子勝氏や評論家の青木理氏が評価している。
私も同感。

 ロシアによるウクライナ侵攻は収まりそうにない。また、中国による台湾への脅しも強まっているように感じる。そして北朝鮮のミサイル発射実験は最近増えてきた。

 国際情勢特にアジアの情勢が落ち着かないなと思っていると、日本国内でも敵基地攻撃能力を容認する閣議決定が昨年一二月にされた。また、ウクライナもロシアも穀物輸出国であり、円安も加わり、国内の物価高は「つらいな」と思わせる。

 このような状況では、きちんとした情報収集が大切と思う。まずは新聞を複数丁寧に読むことか。だけどこれだけでは物足りないと思っていたら、NHK「一〇〇分で名著」一月は「ジーン・シャープ 独裁体制から民主主義へ 非暴力に現状打開の希望を託す」を取り上げるという。これはしっかり見て、また考えてみたい。

 コロナ禍も気になるところで、昨年オミクロン株対応のワクチンを接種したが、現在高止まりというか、多数の人が発症している。それでも行動制限はないし、旅行支援はある。重症になる人が減っているということか。

 そういえば、コロナを二類から五類へという動きがあるという。早くコロナが収まって、以前のような活動ができればよいと思う。

 このような思いから、先日行われた「オンライン新年会で「今年はどんな年にしたいですか。漢字一文字で表してください」と聞かれ「平」と示した。これは平穏無事の平であり、平和の平でもある。

 また、私は四月になると七十歳になる。そこで職場のことも含め、身の回りのことを平穏に過ごし、来年からは何か新しいことに挑戦してみたい。

 健康面だが、HbA1cが一月の検査で8・1あった。これは昨年からほとんど八・0前後。食事に注意し、運動を定期的に行い、せめて七・五程度には下げたい。現在ジョグを平均では毎日六・五キロ、月にすれば二百キロ近くジョグしている。ジョグはもうこれ以上は良いだろう。テレビを見るときに時々スクワットをする等気を付けるようにしよう。

 また、何かするときに「よっしゃ」と声をかけることが多くなった。動くときは息を吸いながらより、吐きながらの方が力を出せるというので、これ自体はいいのだが、何か声を出すと「老化しているのかなあ」と思うことがある。

 がん患者・家族の支援はもちろん継続して取り組みたい。RFL、今年は広島市開催だろうが、積極的に取り組みたい。コロナ禍で、検診をしなかった人がいるので、がん患者が増えているのではという説がある。「コロナも怖いが、がんも怖い」というデーモンさんのポスターは本当。今こそ、検診を受けることが大切。

 もう一つ、スキルス胃がん患者家族の支援団体「希望の会」の活動も大切。この会、会長をはじめ がんで家族を亡くされた方が積極的に活動されている。体験した自分の存在も重要だ。こちらは全国組織だが、ズームを使っての研修、話し合いが増えたので、参加しやすくなった。

 ところで今年の正月休み、読書だが、「統合失調症の一族 著ロバート・コルカー」を読み始めた。定価三七四〇円。こんな高い本は初めて。私が主として精神障害者が利用する施設職員だから仕事としてではない。週刊文春で紹介していた本なので、読書好きな人として読んでいる。「二月中に読み終えたらいいなあ」と思っている。

 正月に読み始めた本で、一番時間がかかったのは「源氏物語 訳瀬戸内寂聴」五月の連休までかかった。

 そういえば、昨年も本をたくさん購入した。「本をはじめとして、我が家の古いものを整理したい」といいながら、あまり整理していない。よし、今年こそ整理しよう。前半はしんどいことを記したが、まあ、何とかなるよな。