調子が悪い人が増えています(2023年10月11日)
九月中旬、わかばの利用者について、健康推進課、府中地域障害者生活支援センター(はーと&はーと)・わかばの私、そして府中市のスーパーバイザーを招いて話し合いの機会を持った。利用者についての話し合いは約一時間で終了した。
その後雑談になった時、皆さん「最近の精神障害者、調子を崩す人が多いね」となった。私は「今年の夏は猛暑だったからねえ」と言ったところ、「それもあるが、戦争が続いているからね」という発言があった。
そういえば、戦争ではないが、東日本大震災の時もそうだった。「私がきちんとした生活をしていれば、こんな震災は起こらなかったのに」と言って体調を崩す人が多かった。「そういう人はしばらくニュースを見ないように」と言っても見続け、ますます深刻になる人が多かった。
わかばにおいても、リ・フレの清掃は府中市との契約に基づくもの。開所日はできるだけ清掃に従事する必要がある。そこで月々の清掃予定表を作成し、手渡しているのだが、「今日は体調が悪いので休ませてください」という人が増えており、予定表通りの利用者で行うことは珍しい。
「今日は何人集まるだろうか」「清掃大丈夫かな」わかばに朝行くと、最近は心配しながら、準備する日が続く。よし、こうなったら最近のニュースについて取り上げてみよう。
先ほど出た戦争とは、ロシアとウクライナとの戦争だ。2022年2月24日にロシアがウクライナ侵攻して以来だ。ミサイルにより、ウクライナのビルが破壊されているのを見ると、食事中は息をのみ、箸が止まることがある。気が滅入る。また、多くの市民が他国へ避難している。
ロシアのプーチンは核戦力の使用もありうることを発言している。これは多くの人が真剣に考えると体調を崩しても仕方がないよなと思うところだ。私もTV、新聞等でよく見るニュースだが、しっかり考えたいと、最近「ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか 高橋杉雄編著 文春新書」を購入した。しっかり学習したい。
物価高が続いているというニュースも影響しているのではと思う。ロシア・ウクライナ戦争、円安等の影響が考えられるが、多くの品目が物価高。食料品、ガソリンなどは影響大だ。今春、賃上げがあったというが、生活が苦しくなっているという人が多い。
ただし、この物価高の中、八月のお盆の時期、海外旅行に行く人が多数いたということはどういうことなのかと思う。この人たちは物価高の影響はそんなにないのだろうか。コロナが五類になったことで、「思い切って旅行に行こう」ということかもしれない。だけど、我が家に取り、最近旅行はしていない。連休が続いても遠方に行く気がしない。せいぜいRFL広島の時、広島市にとまったくらいか。
自然災害のニュースも多い。九月には台風の発生は少なかったというが、八月の発生は多かったのでは。そしてそれも何十年に一度という規模の被害。影響が大きい。
この夏「線状降水帯の発生」というニュースを何回効いただろう。こういう言葉、以前は知らなかったように思う。今まで自然災害がなかった地域にも甚大な被害が発生している。
戦争といえば、最近「ハマスがイスラエルに侵攻」というニュースが飛び込んできた。イスラエルは「戦争状態」としている。イスラエルとパレスチナとの戦争は私が子供の時には何度も新聞で見た。これは複雑な過去の影響もあるだろうが、しっかり関係者で話し合い、平和を実現してもらえたらとおもう。
また、アフリカでは、この夏七月にニジェールで、八月にガボンで軍事クーデターあった。
最近の出来事を記していると、「ほんと、ニュースは見ないほうが平穏に暮らせるだろう」と思わせるし、体調が悪くなるのもわかるという気がする。だけど、ニュースを見ない、世の中の出来事を知らないというわけにはいかない。自分の周りだけでも良いことを増やしたい。