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2024年01月09日

新しい年を迎えて(24年)

新しい年を迎えて(24年)(2024年1月9日)

 「あけましておめでとうございます」とほとんどの人が言い交す元日。その夕方、能登半島を中心に北陸・新潟県では大変な地震が襲った。そして二日には羽田空港での航空機の事故。新し年を楽しい年にしようと年末に頑張った人たちの思いとは別に、大変な状況だ。

 だけど私は根拠がないのだが、人が一年に与えられる喜怒哀楽はほとんど同じ。もしくは一生のうちに帳尻合わせが起きると思っている。だからこれだけの胸が痛むようなことが起きたなら、今年の後半はきっと何か良いことが待っているのではないかと思っている。

 どんな状況の中でも、希望をもって生きることが大切と思っている。

 ただ、マスコミはこうした記事でいっぱいだが、載せようと思って予定はしていたけれど、載せられなかった記事は何だろうと思うことがある。おそらく自民党の派閥と所属議員によるキックバックの問題ではないか。それともハマスとイスラエルによる争いではないかと思う。これらもきちんと取材し、日を追ってでもいいから載せてほしい。

 ところで、元日の朝日新聞に「その未来は幸せか 希望は言葉の中に」という記事が載っていた。「2040年になると、働き手の中心となる現役世代は今の二割近くの1200万人近くが減る」という。

 これを読み、「二割減れば、現役世代はみんな就職でき良い社会になるのかな」と一瞬思ったが違うようだ。日本の高齢化率は35%。体力を落としたり、心を病んだりした子が多くなる。丈夫な高齢者は孫やひ孫を支えながら生きなくてはいけないという。

 これはドイツ在住の作家 多和田葉子さんの作品「献灯使」を参照した記事だ。こうした社会で生きていくには「満足を感じられるかどうか」だという。

 「うーん」とうなってしまう。2040年というと今から16年後。私は87歳か。「スキルス胃がんで胃を全摘して生き延びているのだから、100歳までは生きてほしい」と私に言われる人がいる。87歳はまだまだ頑張って生きている年代と思いたい。

 さて、五日には今年も絵本セラピストの方が主催する「ズーム新年会」に参加。約十名の方が参加だけれど、以前からの知り合いは半数。だけどみんなとすぐ親しくなれるのが魅力。

 ここで、「今年の漢字は何にしますか」と問われ、「笑」と答える。昨年は職場でリ・フレ清掃のメンバーが増えず、欠員をどう補完しようかと悩む日々。笑顔が減ったなと感じていた。 

 そんな時、ある本で「笑顔がなく、いつも難しそうな顔をしている人に人は近づきますか。笑顔でおしゃべりしますか」というのを読んだ。「そうだ、これだよ」と思った。自分に笑顔がないから清掃メンバーが増えないのかもしれない。「生きがい療法」でも「笑わせ療法」というのがあり、自分も他人も大いに笑うことを重視している。よし、「笑」を今後はテーマにしようと思った。

 ズーム新年会のある人は「伝」を選ばれた。「スキルス胃がんはまだまだ知られていないから、もっと伝えたい」ということだ。

 私もがん患者支援の活動を行っているが、「コロナ禍以来、減少したな」という思いあり。よし、機会があれば(作って)もっとスキルス胃がんを知ってもらい、がん患者を支援する活動をやりたいと思う。

 出だしに戻るが、被災地では今日は天候が 悪く、寒く雪や雨が降るという。そして道路事情もまだ復旧しておらず、孤立地区がまだまだあるという。どうか政府、自治体、自衛隊、消防等できるだけの支援を行って、被災者の方がホッとできる状況が一刻も早く訪れることを願いたい。
          一月八日記