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2012年10月01日

新聞記事より(読売新聞)

<徳島市初 患者ら徒歩リレー>

 

横断幕を掲げながら、笑顔で歩くがん患者グループ(徳島市で)

がん患者や家族らが交代で歩くイベント「リレー・フォー・ライフとくしまin新町川水際公園」が29日、徳島市で行われた。県内外から約30のチームが参加し、沿道の観客に笑顔で手を振りながら新町川沿いを歩いた。リレー・フォー・ライフは歩きながら患者同士が闘病体験を話し合ったり、家族が悩みを告白したりして、がんを乗り越えようというイベント。全国各地で開かれており、徳島市内では今回が初めて。

県内のほか、熊本県や北海道からも患者が参加。「がんでもいいじゃん」と書かれた幅3メートルの横断幕や、乳がん検診の受診を呼びかけるピンクリボンを掲げ、新町橋からふれあい橋までの1周約450メートルを何度も回った。

北海道足寄町から訪れたコンビニ店経営、藤山美和子さん(60)は2005年に咽頭がんを発症。その後、転移も見つかり、闘病中だが「同じ体験を持つ人と歩くのは、同窓会のようで楽しい。関心のある人は今後、ぜひ参加してほしい」と笑顔で話した。

2012年9月30日 読売新聞)