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海外奨学制度 「リレー・フォー・ライフ(RFL)マイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞」公募開始
米テキサス大MDアンダーソンがんセンター・シカゴ大学医学部で1年間研修

2018年度奨励賞授賞式の模様

公益財団法人日本対がん協会は2019年7月1日付で、米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンター(以下MDアンダーソン)もしくはシカゴ大学医学部(以下シカゴ大)において、1年間研修を受ける若手医師の公募を始めました。

このプログラムは、「RFLマイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞」と名付けた奨学制度で、日本の臨床試験推進および地域がん医療の拡充に貢献できる若手医師の育成が目的です。MDアンダーソンと同大の上野直人教授の協力とアドバイスのもとに、一般社団法人オンコロジー教育推進プロジェクトの支援を受けて、2010年度にスタートしました。

MDアンダーソンは開設以来78年余の歴史を有し、全米No.1と評されているがん専門医療施設です。シカゴ大学医学部は、92年の歴史の中で、ノーベル医学・生理学賞を12人輩出した全米屈指の大学です。いずれの施設も、基礎と臨床が融合した臨床研究を推進し、世界のがん医療を牽引しております。

本年度の募集人数は、MDアンダーソンに2人、シカゴ大は1人です。奨励金として1人250万円を支給します(渡航費を含む)。締め切りは2019年9月30日(消印有効)です。

運営の資金は、がん征圧・患者支援の「リレー・フォー・ライフ」に寄せられる寄付です。がん患者・家族の方々の支援には、がん医療を充実させることが重要です。広い視野をもち、強いリーダーシップのもと患者・家族に寄り添える医師の養成が欠かせません。臨床試験の推進や、患者を中心とした医療システムのあり方など、米国で学んだことを日本の各地の実情に応じて工夫し、患者中心の、真にEBMに基づく医療を根付かせてほしい、そんな願いをこめています。

希望者は日本対がん協会またはリレー・フォー・ライフの公式ホームページから申請書をダウンロードし、必要事項を記入して、郵送してください。日本対がん協会内に設けた審査委員会で1次選考し、MDアンダーソンならびにシカゴ大側で2次選考をします。

今年度の募集は締め切りました