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2023年04月15日

がん友のエッセイ

「共に考えよう AYA世代のがんの事」ズームで参加しました(2023年3月15日)

 AYA世代とは十五歳から三十九歳までを示す。「第四期がん対策推進基本計画」の全体目標は「だれ一人取り残さない」だけど、四十歳以上の人で深刻な病気の人は介護保険が使える。また、二十歳未満の方は小児特定疾病制度が使える人がいる。二十歳~三十九歳の人は何もない。

そこでNPO 法人「希望の会」が三月十一日、若者の街と称される東京都渋谷区と秋田市そしてズームで「~AYA世代のがんの事」という行事を開催した。「希望の会」は私が参加している会で、スキルス胃がん患者・家族を応援している。

「なぜ秋田かなあ」と思ったが、渋谷のシンボル「忠犬ハチ公」生誕百年であり、ハチ公の出身地である。そして熱心な先生がおられる。
それではプログラムにそって紹介したいと思うので、よろしく。

まず①「国際女性デー企画・婦人科がん」ここでは主として子宮頸がんについて話が進んだ。日本ではワクチンをしなかった期間があるので、まだ多いという話を聞いていて、一昨年のRFL広島で行われた河野美代子先生の講演を思いだす。

そして、発言者の内容を私がメモを取るのは無理。誰かが言っていたように、今日は気楽に聞き、頭の中に残ったことを後で整理しようかと思った。ただ、講師の発言は希望すれば、取り寄せられるようにしてもらえればと思った。

②「AYAがん情報を全国に届けるために必要なことを考えよう」そうだよな。AYA世代の人はがんになっても「保険」が何もないということを知っている人は少数だと思う。

私が「府中地域がん患者連絡会」を行っていた時、小さな子供のいる女性が来られた。「私はこの子が大きくなるまで、前を向いて治療を受けます。悪いことは何も考えたくないし、起きてほしくない」といい、積極的に行動されたのを思い出した。私は話を聞くだけだった。

③「医薬品を越えて、生活・人生をサポートする取り組みの可能性」がん患者に取り、必要なもの、医薬品だけではない。例えば抗がん剤治療中、体中の体毛が抜けることがある。そんな時、ウィッグなり、帽子を紹介することは必要。

④「一緒に知ろう、考えよう『がん教育』」小・中・高の学校教育でがんについて学習しておくことは大切。日本人の死亡原因の一番はがんだから。ただし、「がん教育」というと、一つの教科のようにとらえず、理科で、保健体育で等複合的な教育と考えたほうがうまくいくのではないか。

⑤「未来の治療を一緒に考えよう~臨床試験って何?どうやって情報にアクセスするの?~」題名は難しいが講師の先生がわかりやすく説明されたので、私でも入りやすかった。ただ、だれでも臨床試験の対象になることではない。

⑥がん治療だけではない。生きる日々を支える医療の必要性(晩期障害)」晩期障害とは治療を終了して、数か月後あるいは数年後に現れる副作用・障害のこと。私は胃を全摘して、十七年半になるが、いまだに食事中苦しくなり、食後調子が悪いことがある。これも晩期障害なのかなあ。

⑦「在宅医療~AYA世代の視点から~」講師の方はスキルス胃がんの娘さんが使用された在宅医療について話をされた。私に取って興味深く、わかりやすかった。できれば話の中で紹介された本の名前をもう一度、教えていただければと思う。

⑧「人生会議が暮らしの中にある~社会のつながりから考える」これもわかりやすかった。登壇者の一人が「将来的には人生会議を行わなくてもよいようになれば」と言われていた点、同感だ。

大変有意義だったが、項目が多く、六時間かかった研修なので、まとめきれていない点。申し訳なく思う。

ところでもうすぐ七十歳の私がなぜ「AYA世代のがん研修」を受けたか、疑問に思う方もいるだろう。スキルス胃がんは、AYA世代の女性に多いがんと言われている。そんながんになぜ私がなったのか。AYA世代に関心が向く理由である。

また来年も行ってほしい研修だった。