6月22日(土)23日(日)、神奈川県の新横浜にある日産フィールド小机でリレー・フォー・ライフ・ジャパン2013新横浜(春山桂亮実行委員長)が開催されました。今年度は神奈川県内4カ所でRFLJが行われるのですが、2年ぶりの開催となる新横浜がそのスタートとなりました。梅雨ということもあり雨が心配されましたが、実行委員の普段の行いが良かったからでしょう。1日目小雨に見舞われただけで、2日間に渡り、お天気に恵まれ過ごすことができました。
2日間で様々な催しが行われました。親子口笛ユニット「すすきののす」は口笛の世界大会で優勝経験のある娘さんと、お父様また、ご姉弟で素敵なハーモニーを披露してくれました。祖父母が共に「がんサバイバー」であり、今回の出演では、共に支えるご家族のお気持ちが音で伝わってきました。他にもコーラスやダンスがたくさん披露されました。音を楽しみ、踊ることは免疫アップにつながります。もしかしたら副作用のない1番の薬かも知れません。音楽の力が気持ちを前向きにさせてくれることを感じました。
啓発コーナーでは「知っておきたいがん治療費」のお話がありました。がんになると、働くことが難しくなる上、治療にお金がとてもかかります。またある日突然、がんを告知されるとパニックになります。調べるといろんな制度があります。限度額認定等の制度や医療保険など。いざと言うときの備えに勉強の時間になりました。
恒例のエンプティーテーブルでは、このセレモニーのために用意された物の説明がありました。誰もすわっていない椅子、小さなテーブル、白いテーブルクロス、花瓶の一輪のバラ、皿の上の一切れのレモン、その上にちりばめられた塩とグラスなどについてです。この日この会場に来ることができなかった方を偲びながら時間がゆっくりと流れました。
会場のスタンド席には、ルミナリエ袋が「HOPE」の字に並べられましたが、参加者はどのような希望を抱き、この文字を見たのでしょうか? くじけそうになり、諦めたくなるときもある… けれど希望を捨てずに… 夜が明け一瞬空が紫になる瞬間… 今日も生きていてよかった。希望を捨てない。明けない夜はない…
2日間で会場への来場人数は、延べ1500人。実行委員の方をはじめ、地元のみなさま、二俣川看護福祉高等学校の生徒のみなさんなど、たくさんの方々のご協力のおかげで無事に今年もRFLJを開催することができました。この後、神奈川県では9月21-22日に山下公園、同月28-29日に相模原市、10月5-6日にみなとみらいでRFLJが開催されます。一人でも多くの方の希望や勇気になりますよう、みなさまのご参加をお待ちしております。